雨の日のこと、ある夫婦が自宅の庭で鳴いている子猫を見つけました。子猫は母親と離ればなれになってしまったらしく、雨に打たれてズブ濡れの状態でした。可哀想に思った夫婦は子猫を保護すると、保護施設へと連れて行ったのです。
まだ生後10日くらいの子猫は『パンダ』と名づけられました。そして、生後8週目になるまでの間、養育ボランティアのタミーさんに育てられることになったのです。タミーさんの家に来た頃のパンダは、ミルクのボトルほどの大きさしかありませんでした。
パンダは自分に愛情を注いでくれるタミーさんのことがすぐに好きになりました。そして、可愛らしい姿をたっぷりと見せてくれるようになったのです。それはパンダからのかわいい恩返しでした♪
ミルクを飲んだ後はポッコリお腹を披露。
こちらは歩く練習をするパンダの姿。一生懸命に歩いて、やっと足まで辿り着きました。
大好きなタミーさんに抱っこされるパンダ。その顔はお母さんに甘える子供みたい♪
パンダは手の平に包まれるのが大好きで、タミーさんが持ってあげると幸せそうな姿を見せてくれるそうです。
そして、めいいっぱい遊んだパンダは暖かい洋服の袖で寝落ちするのです♪
パンダはタミーさんの家で、4年前に保護された先住猫に会いました。先住猫はパンダのことがとても気に入ったようで、パンダが甘えてくるとお母さんのように接してくれました。
そんなふたりは、こんなに可愛い姿も見せてくれました♡
タミーさんとパンダの幸せな日々は、あっという間に過ぎていきました。そして、とうとう養育期間が終わってしまったのです。とてもなごりおしいタミーさんでしたが、後ろ髪を引かれる思いでパンダとさよならしたのです。
その後、少し寂しい日々を過ごしていたタミーさんでしたが、里親さんが送ってくれた写真で元気が出ました。そこには幸せそうに遊ぶパンダの姿が写っていたのです。
あの日、独りぼっちで雨に濡れていたパンダは、タミーさんのおかげで大きく成長し、新しい里親さんの元で暮らすことができるようになりました。きっとパンダは、愛情いっぱいに育ててくれたタミーさんのことを忘れることはないでしょう。これからは雨に濡れない安全な場所で、優しい里親さんといっしょに幸せに暮していって欲しいですね。
出典:facebook.com