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送るある日、ナタリーさんが地元の保護施設『エクスプロイツ・バレーSPCA』に運ばれてきた猫の家族の投稿を偶然見つけ、好奇心旺盛で大きな目をした子猫の『アール』に魅了されました。
アールは母猫の『ローズ』と2匹の兄弟『テトリー』『グレイ』と一緒に保護施設にやって来ました。「ローズはこれまでに出会った猫の中で最もフレンドリーな猫で、お喋りするのが大好きです。一方の子猫達は最初は少し控えめでした」と保護施設のスタッフが言いました。
ナタリーさんと家族は新しい猫を飼うつもりはありませんでしたが、アールの何かがナタリーさんの心をとらえました。
3匹の子猫達はお母さんの後を追って施設の中を歩き回って、好奇心旺盛に周囲を探索しました。
すると施設の環境に慣れたアールが、新しい冒険に意欲的になって、一番高いキャットツリーに登るのが大好きになりました。また兄弟のテトリーはお母さんのそばにいつもいるようになって、グレイはアールの冒険に喜んでついて行くようになりました。
出典：EvspcaAdoptables
アールのことを知る数日前、ナタリーさんは長年一緒に暮らしてきた三毛猫の『ペイジ』を亡くし、悲しみに暮れていました。「家の中には寂しさが漂っていましたが、ナタリーさんには新しい猫を迎えるための心の準備ができていませんでした。」
そんな中、ナタリーさんがアールの里親募集の投稿を見ると心が動きました。アールの明るい瞳と魅力的な性格が、ナタリーさんの心を強く惹きつけたのです。
その後、保護施設を訪れたナタリーさんがアールを抱っこすると、アールは嬉しそうにナタリーさんに寄りかかって、優しく喉を鳴らし始めました。「アールは完全に私達の心を奪いました。」
ナタリーさんと家族はアールを自宅に連れて帰ると、アールの名前を『ベニー』に変えました。ベニーはその愛らしい性格で家の中に喜びと笑いをもたらし、予想外のサプライズを家族の元に届けてくれました。
出典：EvspcaAdoptables
愛猫のペイジが亡くなった後、家族はペイジを偲ぶために、ペイジがプリントされた枕を作りました。そしてベニーが家で暮らし始めるとすぐに、ソファーの上でペイジの枕を見つけたのです。すると他に居心地の良い場所がたくさんあるにもかかわらず、ベニーはその場所がとても気に入ったようで、ペイジの枕に寄り添い始めました。
「ベニーはちょうど1週間前に亡くなったペイジの枕で昼寝をするようになりました。私はベニーがペイジからの贈り物のように感じました。」
ベニーはまるでペイジに寄り添っているかのように枕の隣で丸くなって、ゴロゴロと喉を鳴らしながら眠りにつくのが大好きになりました。家族はペイジがいないことにとても寂しさを感じていましたが、ベニーが家族との生活に素早く溶け込んで、家族の心を温め始めたのです。
「私はその光景を見ながらいつも心が癒されています」とナタリーさんが言いました。
出典：EvspcaAdoptables
こうして生涯の家を見つけたベニーでしたが、保護施設に残っていた母猫のローズや2匹の兄弟も無事に新しい家を見つけることができました。幸いなことにお母さんっ子だったテトリーは、ローズと同じ家に引き取られたそうです。
一方のベニーは愛情深い家族と一緒に幸せに暮らしていて、その愛らしくて遊び好きの性格で、毎日家族のことを魅了し続けているのです。
出典：EvspcaAdoptables
少し前、ナタリーさんがベニーに会うまでは、新しい猫を飼う心の準備ができていませんでした。でもベニーはゴロゴロと喉を鳴らしたり、幸せそうに寄り添ったりして、家族の心の隙間を埋めたのです。
家族は愛するペイジの隣で眠るベニーの姿を見ながら、まるで家に欠けていた部分を見つけたかのように、心に安らぎを感じているそうです。
出典：EvspcaAdoptables／lovemeow
