オクラホマ州に住むマッデン君は7歳の時に保護施設で1匹の猫に出会い、一瞬で恋に落ちました。ふたりはどちらも虹彩異色症(オッドアイ)の瞳と口唇口蓋裂で生まれました。
ある日のこと、マッデン君の母親のクリスティーナ・ハンフリースさんが、『バレンタイン』と名付けられた保護猫の話を耳にしました。バレンタインはマッデン君と同じ特徴を持った猫だったため、クリスティーナさんは息子のための猫だと思ったそうです。
その後、マッデン君と家族は車で1,000km以上も離れたミネソタ州の保護施設へと向かい、バレンタインを家族に迎えました。
「保護施設への旅はとても長い道のりでしたが、途中で素敵な人達に出会い、たくさん助けてもらいました。私達は優しい人達のおかげでバレンタインを家族に迎えることができました。私達はこの旅で出会った全ての人達に感謝しています」とクリスティーナさんが言いました。
初めてマッデン君とバレンタインが会うと、ふたりは一瞬のうちに仲良くなりました。ふたりはお互いに何かを感じたようで、嬉しそうに抱きしめ合ったそうです。
家族はその後、バレンタインの名前を『ムーン』に変えました。
「このハンサムな少年達は、お互いに虹彩異色症と口唇口蓋裂で生まれました。そして、私達はふたりが親友になる運命だったことを知っていました。ふたりは家に着いてからもずっと、楽しい時間を一緒に過ごしています。」
「ムーンは家に来てすぐに新しい環境に慣れました。彼はとっても愛情豊かな猫で、いつも私達に愛らしい姿を見せてくれています。」
クリスティーナさんは幸せそうなふたりの姿を見ながら、こう話してくれました。「みなさん、どうか自分とは違う人達にも優しく接してあげてください。私達は今までに辛い経験をたくさんしてきました。ぜひ誰にでも優しく接してください…。また、もし誰かがあなたに対して不親切にしてきても、彼らに対して親切に接してください。最も愛情から遠ざかろうとする人は、最も愛情を必要としている人です。」
マッデン君はいつもムーンに優しく接し、たくさんの愛情を注ぎ続けています。そんなマッデン君のことが大好きなムーンは、いつもマッデン君のところに一直線に近づいて行って、膝の上でゴロゴロと幸せそうに喉を鳴らし続けているそうです。
これからもふたりはお互いのことを大切にしながら、愛情いっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:maddenandmoon/lovemeow