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道路沿いで発見された助けが必要な猫。生後7週の子猫だと思われていましたが、実ははるかに年上だったことが判明する!

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猫の『ピクシー』は道路沿いで発見されて、地元の保護施設に運ばれてきました。「私は最初、ピクシーの身体の大きさから子猫だと思っていました」と危篤状態の子猫を専門にしている救急外来の看護師で、養育ボランティアをしているヘザーさんが言いました。

ピクシーは体重が生後7週の子猫ほどでしたが、すでに永久歯が生えていました。ピクシーの年齢は1歳ほどだと判明しましたが、非常に小さな身体をしていました。

ピクシーには特別なケアが必要だと気づいた保護施設のスタッフ達は、ヘザーさんに助けを求めました。「彼らは私のところに電話をしてきて、『ピクシーの体重を増やすことができないか』と聞いてきました。」

小さな猫出典:dustyroseandco

ピクシーはとても小柄で驚くほど人懐っこく、身体のサイズを大きな個性で補っていました。「ピクシーに会った人はみんな彼女に恋をします。彼女は赤ちゃんのように抱っこされるのが大好きで、人間のことをとても信頼しています。私は一瞬のうちに彼女のとりこになって、彼女のために何でもすることを心に誓いました。」

ヘザーさんはピクシーの深刻なお腹の問題を治療しながら、ピクシーの食欲の改善に取り組み始めました。

ヘザーさんはピクシーのために最適な食べ物を徹底的に探して、必要なケアを提供しました。そして時間が経つにつれて、ピクシーが通常の成猫の大きさまで成長しないことが明らかになっていきました。

ピクシーは子猫のような小ささでしたが、いつも成猫のように行動していて、隠れている場所がすぐに分かってしまうほどの大きなゴロゴロ音を持っていました。「ピクシーは成猫のように協調性があり、いつも楽しそうに登ったり、ジャンプをしたりしています。また彼女の瞳は非常に表情豊かです。」

保護された小さな猫出典:dustyroseandco

ピクシーはヘザーさんの家で盲目の猫の『ノイ』と仲良くなりました。ふたりの年齢はほぼ同じでしたが、ノイはピクシーの5倍ほどの大きさがありました。

またピクシーは生後7週の『バターカップ』の面倒を見始め、まるで兄弟のように格闘したり走り回ったりしているそうです。「バターカップはピクシーの後をついて回って、ピクシーのことを困らせていることがあります。ピクシーはバターカップの遊び相手になって、他の先住猫達とも楽しい時間を過ごしています。」

他の猫と遊ぶ小さな猫出典:dustyroseandco

そんなピクシーは寝心地の良い昼寝場所を見つけるのが得意で、ある時服の入ったバッグを見つけると、嬉しそうに飛び込んで柔らかい服の山に埋もれました。

ピクシーの慢性的なお腹の問題を解決するために、ヘザーさんはあらゆる努力を惜しみませんでした。「私達は様々なことを試みましたが、ピクシーを保護してから数ヶ月間は一進一退の状態が続きました。最終的に獣医さんは健康的な猫の腸内細菌をピクシーに移植することに決めました。」

ヘザーさんのケアと動物病院での治療によって、ピクシーは体重を約1.5kgに増やすことができました。明らかに改善の兆しが見られましたが、まだ完全に治ったわけではありませんでした。

そんな中、ヘザーさんはピクシーが里子に出られるかどうかを心配し始めました。ピクシーが最高の人生を送るためには、並外れた責任感で献身的なケアを続けてくれる里親さんが必要でした。

座る小さな猫出典:dustyroseandco

そんなある日のこと、ピクシーと同じ病気の猫を飼っているトリナという名前の女性からメッセージが届きました。それから3週間の間、ヘザーさんとトリナさんは毎日連絡を取り合いました。

「トリナさんはピクシーを助けるために全力を尽くすことを私に伝えてきました。そしてトリナさんはピクシーの治療計画を綿密に立ててくれました。私はピクシーとトリナさん以上の組み合わせを想像することができませんでした。」

ある夜のこと、ヘザーさんはピクシーにトリナさんのことを伝えました。「ピクシーはゆっくりと瞬きをして私の肩に小さな前足を伸ばすと、私の身体に顔をうずめました。その姿はまるで『私のことを理解してくれてありがとう』と言っているかのようでした。」

ピクシーは何ヶ月も過ごしたヘザーさんの家に別れを告げて、新しい生活を始めるためにトリナさんの家まで長いドライブをしました。ピクシーは新しい家に着くまでの間、トリナさんの肩に寄りかかりながら眠っていたそうです。

肩に座る小さな猫出典:dustyroseandco

ピクシーは家に着くとすぐに日光浴に最適なスポットを見つけて、喉のゴロゴロ音を部屋中に響かせました。

その後、治療と食事の調整によって、ピクシーのエネルギーは確実に高まっていって、個性がさらに輝いていきました。

また、ピクシーはすぐに先住猫達に紹介されました。ピクシーの身体は猫達の中で一番小さかったにもかかわらず、他の猫達に対して少しも臆することはありませんでした。

現在、ピクシーは正式に薬を止めて、生涯の家族と一緒に元気に暮らしています。ピクシーは先住猫達と一緒に家中を駆け回ったり、快適なソファーやベッドでトリナさんに寄り添いながら幸せな毎日を送っているそうです。

「ピクシーはいつも幸せそうにしていて、先住猫達ともとても上手くやっています」とトリナさんが嬉しそうに話してくれました。

幸せな小さな猫出典:dustyroseandco

こうして道路脇で発見された小さなピクシーは、優しい人達のおかげでここまで来ることができました。ピクシーはこれからもたくさんの愛情を感じながら、いつまでも楽しい毎日を送っていくことでしょう。
出典:dustyroseandcolovemeow

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