ある日、ニッキー・フォレストさんの9歳の娘のマリーちゃんは、ずっと一緒に暮らしてきた愛猫のサイモンを失いました。その日以来、心にポッカリと穴が開いたマリーちゃんは、いつも気持ちが沈んでいました。
「マリーは動物のことが大好きな子で、ペット用品店に買い物に行くと、いつも募金箱にお釣りを入れています。私達の家には2匹の犬と2匹の猫、そしてモルモットが暮らしています」とニッキーさんが言いました。
「私達は少し前に年老いた黒猫のサイモンを失いました。マリーはその日以来、子猫を欲しがるようになりました。」
ちょうどその頃、ニッキーさんの友人の家の庭で、黒猫の子猫とその兄弟が見つかりました。子猫達はそのまま友人の家で養育されて、里子に出られるくらいまでに成長していました。
そんな中、ニッキーさんは偶然友人に会いました。友人から子猫の話を聞いたニッキーさんは、すぐに友人の家へと向かいました。そして、サイモンの幼い頃にそっくりの黒猫に出会ったのです。
ニッキーさんはその日のうちに黒猫を自宅に連れて帰って、マリーちゃんが学校から帰って来るのを待ちました。そして、マリーちゃんが帰宅するとすぐに黒猫に気づいたのです!
ふたりの出会いの瞬間はこちら。
家族は新しく家に迎えた子猫に『エラ』と名付けました。
エラは家族にたくさんの愛情を注がれながらすくすくと成長していきました。今ではすっかり成猫になったエラですが、マリーちゃんとの絆は全く変わっていません。ふたりはいつも一緒に過ごしながら、幸せな時間を分かち合っているのです。
こうして最愛のサイモンとの別れで心に大きな穴が開いてしまったマリーちゃんは、エラのおかげで再び元気を取り戻すことができました。もしかすると天国にいるサイモンが、大好きなマリーちゃんのために、エラを家族の元まで導いてくれたのかもしれませんね。
出典:Nichole Frost/lovemeow
This post was published on 2024/06/17