ある日、ステファニー・ペンさんが夜の11時にゴミ出しのために家を出ると、庭のポーチで小さな子猫の姿を発見しました。子猫はまだ産まれたばかりで、へその緒がついたままの状態でした。
庭のポーチで発見された子猫でしたが、この場所で母猫が出産した気配はありませんでした。どうやら子猫は別の場所で産まれて、母猫がここまで運んできたようです。
「私達はこの子の母親が何匹かの子猫を出産したと思っています。そして、未熟な状態で産まれた子を育てることができなくて、私達のポーチに連れてきたように感じています」とステファニーさんが言いました。
ステファニーさんはすぐに子猫を家の中に連れて帰ると、ご飯を食べさせて、一晩中小さな身体を温め続けました。
「翌日、夫が帰宅する途中で、子猫用のミルクと哺乳瓶を買ってきてくれました。また子猫が寂しくないようにと、ネズミのオモチャも買ってきました。」
「私達は子猫に『エンジェル』と名付けました。彼女を背中から見た時に、肩の辺りにある模様が天使の羽のように見えたからです。」
「私達はエンジェルにご飯を食べさせて、毛布を敷いた箱に彼女を寝かせました。彼女は母親に抱きつくように、私達の腕に何度も抱きついてきました。」
ステファニーさんはちょうどこの時、9日間の休暇を取っていて、ステファニーさんの夫はいつも自宅で仕事をしていました。そのため夜の間はステファニーさんがエンジェルの世話をして、昼の間は夫が世話を続けました。
二人の献身的な看護のおかげで、未熟児だったエンジェルはすくすくと成長していきました。
ステファニーさんの家には元々数匹の猫が暮らしていたのですが、どの猫もエンジェルのことが気に入ったようで、快く子育てを手伝ってくれたそうです。
そして、6ヵ月後。
エンジェルの体重は1.8kgほどになりました。まだまだ平均体重の3分の2ほどしかないエンジェルですが、毎日を元気いっぱいに過ごしているそうです。
「私達はエンジェルと出会えたことに心から感謝しています。彼女は私達の元にたくさんの笑顔と幸せを運んできてくれました。」
一方のエンジェルも毎日が幸せいっぱいです。それはいつも暖かい家の中で、大好きな家族にたくさんの愛情を注がれているからです。
こうして小さかったエンジェルは、ステファニーさん達のおかげで成長することができました。あの時、ステファニーさんが庭に出ていなかったら、エンジェルは今頃どうなっていたことでしょう。もしかするとエンジェルとステファニーさんの出会いは、運命の出会いだったのかもしれませんね(*´ェ`*)
出典:Stephanie Penn/lovemeow
This post was published on 2023/12/29