人生に、もふもふを。

夜の雨の中、道路脇で助けを求めて必死に鳴いていた子猫。先住猫達の優しさに触れると、幸せいっぱいの子猫へと変わる

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ある夜のこと、アリアンヌさんが自宅の近くを歩いていると、必死に助けを求める子猫の鳴き声が聞こえてきました。心配になったアリアンヌさんはすぐに足を止めて、声の発生源を探し始めました。

その日は雨が降っていて、とても寒い一日でした。そんな中、アリアンヌさんが声を頼りに辺りを探し回っていると、道路脇に1匹の子猫の姿を発見しました。

アリアンヌさんは子猫の母親や兄弟を探しましたが、結局見つけることはできませんでした。子猫は寒そうにしていてお腹を空かせていたため、アリアンヌさんは子猫を救い上げると自宅へと連れて帰りました。

アリアンヌさんは子猫の身体を綺麗にして、ミルクを飲ませ、暖かくて快適な寝床を用意しました。そして地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に連絡をして、子猫が必要としているケアを受けられるようにしました。

保護施設のセリーヌさんと救助チームはためらうことなく子猫を引き取ることを伝えて、すぐに子猫を迎えに行って、獣医さんの元へと連れて行きました。

「子猫は生後約3週間でしたが、体重が不足していました。子猫はとてもお腹が空いていたため、私達にご飯が欲しいと大きな声で要求してきました」とセリーヌさんが言いました。

『レイン』と名付けられた子猫はセリーヌさんの家に移動して、そこで24時間体制の世話を受けました。

「レインの生存の可能性を最大限に高めるために、私は彼女に4時間ごとに食事を与え続けました。」

セリーヌさんの細心の注意と優しい看護のおかげで、レインは体重が増え始め、全身の毛に輝きが戻ってきて、好奇心が溢れ出してきました。

レインは自分のエネルギーの高まりを感じると、寝床の中を一生懸命に歩き回るようになりました。レインの小さな身体には力強く生きるための意志が宿っていて、いつもたくさんのご飯を食べて、長い時間眠りました。

レインは独りぼっちで保護されたため、セリーヌさんはレインが孤独を感じないように抱っこ紐を使って家の中を一緒に移動しました。またレインにヌイグルミをプレゼントしました。

セリーヌさんと家族は出来るだけレインと一緒に過ごしましたが、レインは遊び相手になってくれる猫の友達を必要としていました。

そんなレインにオモチャを渡すと、レインは目を丸くしながら驚いて、すぐに蹴りを連発して、レスリングの腕を磨き始めました。

さらにレインの身体が大きくなるにつれて、好奇心と冒険心が急上昇していきました。

そしてついにレインがセリーヌさんの家の先住猫達と対面できるようになると、セリーヌさんはさっそく猫達を紹介しました。するとレインは大喜びして、みんなの真ん中で丸くなって、先住猫のひとりを嬉しそうにこね始めました。

今のレインはすっかり先住猫達と仲良くなっていて、いつも先住猫達の喉の音に満足しながら、幸せいっぱいの時間を過ごしているそうです。

少し前まではお腹を空かせて寂しそうに鳴いていたレインでしたが、その鳴き声は満足そうな喉のゴロゴロ音に変わりました。快適な家の中で丸くて愛らしいお腹を手に入れたレインは、今ではすっかりリラックスしていて、いつも大好きな先住猫達のそばで安心しながら眠っているのです。

これからもレインは安全な家の中でたくさんの愛情を感じながら、すくすくと成長していくことでしょう(*´ェ`*)
出典:comrescuemontreallovemeow

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