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何年にもわたって安全な場所を探し求めていた猫。ついに路上での生活に別れを告げる時が来ると、喜びの表情を浮かべる

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ある日、野良のキジトラ猫が動物病院の心優しい獣医さんと友達になりました。猫は近所の他の猫達に頻繁に襲われていて、とても厳しい生活を送っていました。

獣医さんは猫のフレンドリーな性格に気づき、野外での生活に適していないことを知りました。そこで獣医さんは猫を路上から救い出すための計画を立てて、地元の保護施設『コミュニティ・キャット・クラブ』に支援を求めました。

獣医さんは計画を実行し、ついに猫を屋内に入れることに成功すると、猫に『バッバ』と名付けました。推定年齢が約5歳のバッバはこれまでずっと路上で暮らしてきましたが、ようやく安全な場所に辿り着くことができたのです。

保護された猫出典:communitycatclub

バッバは感謝の気持ちを爆発させて、優しく世話をしてくれる人達にすり寄りました。バッバはとても社交的な性格で、すぐに周りの人達の愛情を求め始めました。そして頭を撫でられると、最高に幸せそうな表情を見せてくれました。

「バッバは本当に優しい子です。彼はこれまでずっと野外で厳しい生活を送ってきたにもかかわらず、とっても甘い猫です」と保護施設のスタッフが言いました。

バッバは身体に戦いの傷跡があり、FIV(猫免疫不全ウイルス感染症)が陽性でしたが、愛情が溢れていて、たくさんの注意を引くためにスタッフ達に自ら近づいて行きました。

そして身体を撫でてもらうと一瞬で幸せな猫へと変身し、嬉しそうに目を閉じて、大きな音で喉を鳴らし始めました。

その後、バッバのことを自分の猫だと言う人が現れなかったため、バッバは養育主さんの家に向かいました。そして養育主さんとの暮らしの中で、バッバの個性がさらに輝いていったのです。

バッバは安全で快適な室内生活が気に入って、ご飯や縄張りのために戦う必要がなくなったことに大きな喜びを感じました。バッバは新しい暮らしの中で養育主さんに夢中になって、床に寝転がりながらナデナデアピールをするようになりました。

バッバは人間の愛情を感じるたびに、大きな音で喉を鳴らしながら嬉しそうに転がりました。そしてバッバはいつも笑顔を浮かべたまま眠りに落ちていきました。

「バッバはアゴを撫でられたり、お腹をさすられたりするのが大好きです。また彼はバードウォッチングが好きで、一日に何度も窓辺から外の様子を観察しています。」

バッバは路上で他の猫に追われながら生活していたにもかかわらず、養育主さんの家で出会った猫達にはとても優しく接しました。また保護からしばらくの間は野生的な行動をとっていたバッバでしたが、安全な家の中で日に日に家猫生活に順応していきました。そんなバッバの愛らしい変化を養育主さんは毎日温かく見守っていました。

バッバはすっかり優しい養育主さんのことが好きになり、一日の多くの時間を養育主さんのそばで過ごすようになりました。そして自然とバッバは養育主さんの心の奥深くへと入り込んでいったのです。

そのためバッバが里子に出る準備を終わらせる頃には、養育主さんは完全にバッバのことを手放せなくなっていました。そこで養育主さんは正式にバッバを家族の一員として迎えることに決めたのです。

こうして何年にもわたって安全な場所を探してきたバッバは、ついに生涯の家に辿り着くことができました。バッバはこれからも大好きな家族にたくさん撫でられながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:communitycatclublovemeow

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