水曜日のこと、ニューヨークの消防士が消防署内を歩いていると、全身がすすで覆われた子猫の姿を発見しました。その子猫は自ら消防車に乗って、ここまで辿り着いたようでした。
その日の前日、消防士達はブルックリンのレッド・フックで、大規模な倉庫火災の消火活動を行なっていました。「彼らは火事から逃げ延びた子猫が消防車の1台に乗って、消防署までやって来たと信じています」と保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』のスタッフが言いました。
『ソルティー』と名付けられた子猫は何とか火事から逃げ延びることができましたが、全身がすすまみれになっていて、とても怖がっていました。そんなソルティーを見つけた消防士は、ソルティーを落ち着かせるために優しく撫で始めました。
ソルティーに助けが必要だと分かった消防士は、ソルティーが必要なケアを受けられるように、近くの保護施設に連絡をしました。
出典:littlewanderersnyc
「消防士から連絡を受けた保護施設でしたが、残念ながら施設の中は保護猫達でいっぱいになっていました。そのため私達が支援に乗り出しました。」
ソルティーは動物病院に運ばれて、火傷や煙の吸入がないかをしっかりとチェックされました。徹底的な検査の末、ソルティーには健康上の問題がないことが分かりました。「ソルティーが大変な状況の中を生き延びたことを考えると、彼はかなり健康な状態でした。彼は全身が汚れていましたが、助けてもらえたことにとても感謝していました。」
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その後、ソルティーを見つけた消防士の家族が、ソルティーについての情報をソーシャルメディアで共有し始めました。すると家族の友人のローズマリーさんが、ソルティーの写真を見て一瞬のうちに恋に落ちました。
結局、ソルティーを自分の猫だという人が現れなかったため、ローズマリーさんは家族に「ソルティーを引き取りたい」と伝えました。
その後、ソルティーはローズマリーさんの家に引っ越し、『スモーキー』に名前を変えました。スモーキーは新しい家族全員に歓迎されて、ローズマリーさんの息子のマイケルさんと強く結びつきました。
「スモーキーはまだ臆病ですが、私の15歳の息子が大好きになったようで、息子に抱きしめられるととても幸せそうな姿を見せてくれます」とローズマリーさんが言いました。
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スモーキーは生涯の家に着いた最初の日に、マイケルさんの膝の上で丸くなり、満足感と安らぎを感じました。それ以来スモーキーは、愛情が欲しくなるとマイケルさんの腕に寄り添うようになりました。
スモーキーは新しい環境にすぐに順応し、毎日たくさんのご飯を食べています。またスモーキーは先住猫とも仲良くなって、一緒に膝の上を共有することもあるそうです。
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こうして火事の中から逃げ延びて消防車に乗り込んだスモーキーは、無事に生涯の家族と出会うことができました。スモーキーは安全な家の中で最高の幸せを感じていて、毎日優しい家族と一緒に楽しい時間を過ごしているのです(*´ω`*)
出典:littlewanderersnyc/lovemeow