人生に、もふもふを。

全身がひどく荒れた状態で発見された子猫。家の中に迎えられると人生が一変し、ずっと望んでいた場所へと辿り着く

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ある日、助けを必要としていた迷子の子猫が、ゴミ捨て場の近くで発見されました。子猫の話を聞いた保護施設『ハースサイド・キャッツ』のスタッフ達は、すぐに子猫の救出に向かいました。

「私達は子猫の姿を見た瞬間、子猫が想像していたよりも深刻な怪我を負っていることに気づきました。子猫の体重は僅か300gで、レントゲン撮影でアゴと両足を骨折していることが判明しました。そしてそのどちらも最近の怪我では無い可能性が高いことが分かりました」と保護施設のアシュリー・アンダーソンさんが言いました。

「そんな状況にかかわらず、子猫は自分の人生を諦めておらず、生きたいという強い意志を持っていました。」

保護された子猫出典:hearthsidecats

『ウィケット』と名付けられた子猫がどのようにしてそのような状態になったのかは誰にも分かりませんが、ウィケットは非常に低い生存率な中で命をつないできました。ウィケットはこれまで辛い経験をしてきたにもかかわらず、助けてくれた人達にとても感謝していて、たくさんの愛情を求めてきました。

「ウィケットが生きる意志を持っていたため、私達は彼女のために一緒に戦い続けることを心に誓いました。私達は彼女が新しい人生を歩めるようにするために、何でもする決心をしていました。」

「最初の数週間、ウィケットは経験豊富な養育主さんの元で治療を続けました。ウィケットはシリンジで栄養をとり、抗生物質を飲んで、鎮痛剤で痛みを和らげながら過ごしました。」

またウィケットは献身的な医療チームの支援を受けて、次々と目の前のハードルを乗り越えていきました。ウィケットは少しずつ体重を増やし、力をつけていき、怪我を回復させていきました。

鳴く子猫出典:hearthsidecats

「ウィケットが自分でご飯が食べられるようになった時、私達はホッと胸を撫で下ろし、本当の希望を感じ始めました。彼女は他の子猫達のように走ったり遊んだりしようとし始めました。」

ウィケットが保護された時の体重は僅か300gでしたが、3週間で450gを超えて、随分と活発に動き回れるようになりました。その間にウィケットの上気道感染症は完治して、口の傷もほとんど治りました。

ウィケットは養育主さんの家で先住犬と友達になり、先住犬の後をついて回るようになりました。またふたりはベッドの中で寄り添いながら一緒に昼寝をするようになりました。

それから3ヶ月間でウィケットは大きな進歩を遂げ、周りの人達を何度も驚かせました。「ウィケットは命をつないだだけでなく、元気に成長を続けています。幸いなことに彼女のアゴと足は、手術をしなくても良いことが分かりました。」

持たれる子猫出典:hearthsidecats

現在生後6ヶ月になったウィケットは、幸せで、健康的で、好奇心旺盛な若い猫へと成長しました。ウィケットはすっかり人間のことが好きになっていて、いつも抱きしめられたいと思っているそうです。

抱っこされる子猫出典:hearthsidecats

ウィケットは完全に回復し、飛躍的に成長しました。ウィケットは時々舌を見せびらかしながら、その大きな瞳でジッと見つけてくるそうです。

「ウィケットは現在、彼女の治療を行なった動物病院のスタッフの一人と一緒に暮らしています。彼女は今も変わらす強い気持ちを持ち続けています。彼女は非常に元気で、遊ぶことが大好きで、いつも愛情いっぱいです」とアシュリーさんが話してくれました。

成長した子猫出典:hearthsidecats

こうして危険な状態で保護されたウィケットは、その強い意志とみんなの力で命をつなぐことができました。ウィケットは現在、生涯の家で暖かさと快適さを感じながら、大好きな家族や先住猫と一緒に幸せな毎日を送っているそうです。
出典:hearthsidecatslovemeow

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