約3ヶ月前、14歳の猫の『ランボー』が見覚えのない場所にいることに気づいて混乱しました。悲しいことにランボーが大好きだった飼い主さんが亡くなったため、地元の保護施設へと連れて来られたのです。
ランボーは施設を訪れる人達やスタッフ達の姿を見つけるたびに、自分に気づいてもらおうとしました。ランボーは再び独りぼっちになりたくなくて、必死にみんなの気を引こうとしていたのです。その後、ランボーの話を聞いた保護施設『ベスト・フレンズ・フィーラインズ』が、養育主さんを探し始めました。
「ランボーはとても優しくてフレンドリーな猫です」と保護施設のニッキさんが言いました。
ランボーは保護施設のスタッフの助けを借りて、養育主さんの家へと運ばれました。「その時ちょうど私達の地域で大雨と洪水があり、ランボーの移動の妨げになっていました。その後、無事に天候が回復すると、彼は養育主さんの家に移動して、新しい生活をスタートさせました。」
「ランボーはとても痩せていて、あまり元気がありませんでした。獣医さんが彼の身体を調べると、血液中の甲状腺ホルモンの値がとても高いことが分かりました。私達はすぐに甲状腺の薬で治療を始めました。」
その後、ランボーが養育主さんの家に落ち着くと、徐々に瞳に輝きを取り戻してきました。するとランボーはたくさんのハグを求めるようになり、常に養育主さんにピッタリと寄り添いながら過ごすようになったのです。ランボーは快適な場所で暮らせることが嬉しくて、いつも幸せそうな姿を見せてくれるようになりました。
「ランボーはとても愛情深く、いつも人間に甘えたそうにしています。彼は嬉しそうに頭をぶつけてきたり、鼻キスをしたりして、一日に何度も愛情を伝えてきます。」
出典:BestFriendsFelines
養育主さんと暮らし始めてから数日の間に、ランボーは完全に心を開きました。ランボーは日に日に体重を増やし、荒れていた毛にもツヤが戻りました。
「ランボーは養育主さんの家で先住犬と仲良くなりましたが、まだ先住猫とは距離を置いています。彼は毎回素直に薬を飲んでいて、毎日大きな進歩を続けています。」
「ランボーは常に人間に寄り添いたいと思っていて、チャンスがあるたびに膝の上に登ってきます。彼は養育主さんと一緒に遊ぶことも好きですが、養育主さんに寄り添いながらくつろぐことが大好きです。」
ランボーは適切な治療と栄養価の高いご飯、そしてたくさんのハグで再び幸せな時間を過ごし始めました。保護された時のランボーはあまり動こうとしませんでしたが、元気になると共に好奇心も旺盛になり、随分と活発に動き回るようになったそうです。
出典:BestFriendsFelines
そんなランボーの毎日の楽しみは、人間の肩を包み込んだり、人間と一緒に毛布に入ったり、長い時間抱きしめてもらったりすることです。ランボーは人間にかまってもらうことが大好きで、いつも注目の的になりたいと思っています。そしてたくさんの愛情を感じると、幸せいっぱいの姿を見せてくれるのです。
ランボーが養育主さんの家に来てから3ヶ月が経ちましたが、その間に病気が改善し、体重も随分と増えました。「ランボーはとってもお喋り好きで、他の猫がいない家での暮らしを望んでいます。彼は本当に人間に寄り添うことが大好きで、いつも人間の愛情を独り占めしたいと思っています」とニッキさんが話してくれました。
出典:BestFriendsFelines
こうして大好きな飼い主さんとお別れしたランボーは、新しい生活の中で再び温かい愛情を感じることができました。きっとランボーはこれから先もずっと、温かい膝の上で眠って、愛情いっぱいのハグをして、最期を迎える瞬間まで幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:BestFriendsFelines/lovemeow