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家の中で可愛い子猫を見つけた先住猫。決して諦めることのない猛アタックで、ついに警戒心の強い子猫を振り向かせる!

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猫好きのシミン・ザルガランさんの家には、『ティタック』と言う名前のキジトラ猫が暮らしています。ティタックはいつも誰かに注目されていたくて、ひとりでいることが好きではありませんでした。

シミンさんと彼女の夫はティタックが友達を強く望んでいることを知ると、2匹目の猫を探すことに決めました。そしてティタックは『ボルア』という名前の子猫に出会ったのです。

ボルアの母親はずっと野外で暮らしてきた猫で、ボルアが4週齢の時にどこかに姿を消してしまいました。その後、しばらくしてボルアのところに戻ってきた母親でしたが、その時には体調が非常に悪くなっていて、残念ながらボルアの世話をすることができなくなっていました。

シミンさんと友達は母親に必要な治療を受けさせ、生涯の家を見つけました。そしてシミンさんはボルアを家族に迎えることを決めて、自宅へと連れて帰ったのです。

「最初の日、私達はボルアをティタックから遠ざけて、徐々にふたりを近づけていこうと考えました」とシミンさんが言いました。

しかし、ティタックの方は別の計画を持っていました。ティタックはボルアの鳴き声を聞くとすぐにやって来て、早速ボルアに挨拶をしました。ティタックは家に新しい猫がいることが嬉しくて、ワクワクが止まらなくなってしまったのです。

一方のボルアは近づいてきたティタックを警戒し、全身の毛を逆立てながら「シャー!」と威嚇し始めました。しかし、ボルアに完全に一目惚れしたティタックは、ボルアと友達になることを決して諦めませんでした。

ボルアがリビングルームで過ごし始めると、ティタックは遠くの方から様子をうかがい始めました。さらにタイミングを見計らって何度もボルアに近づきましたが、そのたびにボルアに警戒されてしまいました。

しかし、それでもティタックはボルアへのアプローチを止めることはありませんでした。ティタックは毎日ゆっくりと、でも確実にボルアへと近づいていったのです。

そんなティタックの努力が実を結び、ボルアは少しずつティタックの存在を受け入れていきました。そしてある日のこと、ついにボルアが自らティタックのベッドの中へと入っていって、ティタックの毛布をこね始めたのです。

ティタックはボルアが自分のベッドにいることに大興奮しました。「ティタックはすぐにボルアのところにやって来て、嬉しそうに毛づくろいを始めました。私達はふたりが一緒にいる姿を見て非常に驚きました。それは本当に素晴らしい瞬間でした。」

ティタックはすぐにお姉さんの役割を引き受けて、家の至るところでボルアの後を追いかけるようになりました。ティタックは完全にボルアのボディーガードになって、好奇心旺盛なボルアのことを常に見守るようになったのです。

ティタックは自分が持っている全てのものをボルアと共有しました。それはバスケットやオモチャ、毛布やベッドなどありとあらゆるものでした。

ボルアはそんな優しいティタックに見守られながらすくすくと成長を続け、随分と力強くなりました。ボルアはティタックのシッポと格闘するのが大好きになり、いつも元気いっぱいにじゃれているそうです。

「ティタックは常にボルアのことをサポートしています。ボルアが食べたり、寝たり、遊んだりしている時、彼女はいつもそばにいて、ボルアのことを守っています。」

ティタックは自分のお気に入りの場所を全てボルアに教えて、さらにいくつもの猫のスキルを伝授しました。シミンさんはとっても仲良くなったふたりの姿を見ながら、いつも幸せな気持ちに包まれているそうです♪

これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:titakandbolurlovemeow

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