人生に、もふもふを。

お互いのことを励まし合いながら、一緒に元気を取り戻した子猫達。常に寄り添いながら、幸せな未来に向かって歩み続ける

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今から約1ヶ月前、保護施設『ベビー・キトゥン・レスキュー』の設立者のキャロライン・グレイスさんの元に、緊急の助けが必要な2匹の子猫達についての連絡が入りました。

その日、重い感染症を患っていた妊娠中の若い野良猫が、救急動物病院で4匹の子猫を出産しました。しかし、悲しいことに4匹のうちの2匹は命をつなぐことができませんでした。母猫は非常に健康状態が悪く、治療が必要だったため、子猫達の世話をすることができませんでした。

「獣医さんは母猫が子猫達を育てることができないと判断しました。私は子猫達の窮状を知るとすぐに動物病院へと向かい、子猫達を引き取って、自宅の保育器の中で看護し始めました」とキャロラインさんが言いました。

『チャンドラー』と『モニカ』と名づけられた子猫達は、脱水状態でとても冷たく、24時間体制の看護を必要としていました。子猫達は暖かい保育器の中でしっかりと寄り添いながら、何とか危険な状態を脱することができました。子猫達はその小さな身体で、自分達の運命と戦い続けたのです。

5日後、力と食欲を取り戻した子猫達は、養育ボランティアのペイ・チウさんの家に移動しました。子猫達は引っ越した後もお互いの温かさを感じながら、常に一緒に過ごしていました。

「子猫達は最初からとても勇敢で、何か伝えたいことがある時は、躊躇することなく大きな声で話しかけてきました」とペイさんが言いました。

子猫達は新しい家に着いた最初の夜に、喉のゴロゴロモーターをオンにしました。また子猫達は本能的に背中で転がりながら、空中をこね始めました。

「私はこんなに似ている子猫のペアを今までに一度も育てたことがありませんでした。最初の頃のチャンドラーはモニカよりも大きな身体をしていましたが、今ではほとんど同じ大きさになっています。」

「子猫達は話すことが大好きで、いつも私に意見や要望を伝えてきます。子猫達の容姿はソックリですが鳴き声に少し違いがあるため、ふたりのことを見分けることができます。チャンドラーの鳴き声は少し低く、モニカの声はいつも高音です。」

ペイさんの元で確実に成長を続ける子猫達は、徐々に目が開いていき、愛らしい足取りで寝床の中を動き回るようになりました。

「子猫達は私達のことを安全な存在だと理解したようです。子猫達は私達のことを信頼し、愛情を求めてくるようになりました。そして子猫達の喉のゴロゴロ音はさらに大きくなり、いつも幸せそうに柔らかいものをこね続けています。」

そんな子猫達のことが気になったのか、先住猫の『トゥコ』がペイさんと一緒に子猫達の様子を見守り始めました。トゥコはいつもペイさんが預かってくる子猫達にたくさんの愛情を注いで、子猫達の成長の手助けをしているそうです。

子猫達はみんなに見守られながら元気いっぱいに毎日を過ごし、常にお互いに愛情とエネルギーを注ぎ合っていました。

子猫達はいつも一緒にプロレスごっこをしたり、オモチャで遊んだり、ピッタリと寄り添いながら昼寝をしたりしています。

「日に日に好奇心が増してきた子猫達は、少し前からオモチャで遊ぶようになりました。モニカはオモチャを転がして、隅っこの方に持っていくのが大好きです。チャンドラーはオモチャをいつも可愛く威嚇して、自分の頭の中で考えたゲームを楽しんでいます。」

そんな子猫達を産んだ母猫は現在、病気の治療を行なっていて、母猫を発見した女性の家で世話をされています。「女性は母猫をしっかりとケアし、抗生物質で病気の治療を続けています。動物病院の獣医さん達は母猫の病気が完全に治ったら、無料で避妊手術を行うことを申し出ました。」

一方の子猫達は、みんなの期待を上回る速度で成長していて、安全な家の中でリラックスしながら過ごしているそうです。

「子猫達はとても大きな個性を持っていて、お互いのことをケアするのが大好きです。子猫達はこれからも様々なことを覚えながら、いつまでも室内生活を楽しんでいくことでしょう」とペイさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして病気の母猫から産まれた子猫達は、優しい人達のおかげで命をつなぎ、ここまで成長することができました。これからも子猫達はお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:lilfosterbabeslovemeow

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