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病気の身体で路上を彷徨い歩いていた妊娠中の猫。保護先で元気を取り戻すと、大切な我が子に全ての愛情を注ぎ続ける

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ある日、妊娠中の猫が路上から助け出されて、保護施設『オレゴン・フレンズ・オブ・アニマル・シェルター』に運ばれてきました。猫は非常に体調が悪く、猫カリシウイルス感染症と診断されました。

猫の症状は急激に悪化していたため、数日間の緊急入院が必要でした。また猫は入院してすぐに子猫達を出産しました。

「『モカ』と名づけられた猫は重い病気を患っていましたが、産まれてきた子猫達のことをとても気遣っていました」と養育ボランティアのアンジェラ・スーさんが言いました。

モカはとても気配りのできるお母さんで、最初から子猫達に細心の注意を払いながら接していました。

「私がモカと4日齢の子猫達を自宅に連れ帰った時、モカの体調はほとんど回復していましたが、残念ながら子猫達も同じ病気にかかっていました。」

子猫達はまだ幼く、免疫力が低かったため、とても危険な状態に陥りました。アンジェラさんは他の養育ボランティアのクリスティーさんとマッドさんに協力してもらいながら子猫達の看病を続け、出来る限りのことを行いました。

「子猫達にはネブライザー治療(専用の医療機器を使って鼻か口から霧状の薬液を吸入することによって患部に直接薬を当てる治療)、経管栄養(チューブやカテーテルなどを使って胃や腸に栄養を直接注入すること)、目薬などで24時間体制の治療が続けられました。」

しかし、3人の最善の努力にもかかわらず、4匹のうちの2匹が命を落としました。残った2匹の子猫『ペパーミント』と『ココア』は、その後も3人の力を借りながら必死に病気と戦い続け、ついに峠を越えることができたのです。

「ペパーミントとココアが回復したのは本当に奇跡的なことでした。ふたりは非常に低い確率の中で命をつなぐことができました。」

それからしばらくして子猫達が元気を取り戻すと、モカとの再会を果たしました。

モカは再び子猫達と一緒に過ごせることにとても興奮していました。モカはすぐに子猫達の全身を毛づくろいし、失われた時間を埋め合わせるかのように昼夜問わず子猫達のケアを続けました。

「モカはとても愛情深いお母さんで、いつも子猫達のことを見守っています。私が子猫達の体重を量ったり、補助的に栄養を与えたりしている間も、ずっと彼女は子猫達のことを見守り続けています。」

モカは子猫達が昼寝をしている時も、ピッタリと寄り添いながら子猫達のことを温め続けています。またモカは子猫達が鳴くとすぐに反応して、ハグをしたり毛づくろいをしたりしながら安心させているそうです。

現在、3週齢になったペパーミントとココアは、おぼつかない足取りで自分達の周りを歩き始めました。

「子猫達が好きなことは背中で転がって、お互いのことを叩き合うことです。子猫達は危険な時期を乗り越えて、ようやく元気に過ごせるようになりました。」

一方のモカは子猫達が新しいことを覚えるたびに一緒に喜んで、子猫達のことを温かく見守り続けているそうです。

こうして危険な状態から蘇ったモカと子猫達は、優しい人達のおかげで元気を取り戻すことができました。これからも猫の親子はお互いに愛情を注ぎ合いながら、安全な家の中で幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:fosteringlove.pdxlovemeow

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