先月の中旬、友人の家に向かっていたキーステンさんが予期せぬ出来事に遭遇し、その日の予定を全てキャンセルしました。「その日、幼い子猫が道路の真ん中で私を待っていました」とキーステンさんが言いました。
「私は友人の家の鶏小屋の掃除を手伝うために、車で友人の家へと向かっていました。すると道路の真ん中にリスのような何かを発見しました。私はそれがとても気になったため、速度を落として近づいていきました。」
そしてキーステンさんは、それが幼い子猫だと分かって驚きました。子猫は道路の真ん中で独りぼっちで座っていたのです。
出典:deuelhearts
「私は道路脇に車を止めて、子猫の元へと急ぎました。」
キーステンさんはすぐに子猫を救い上げると、しっかりと抱きしめながら車へと戻りました。
「私が子猫を保護するまでに、数台の車が通り過ぎていきました。子猫は車に乗ると安心したようで、すぐに私の膝の上に乗ってきて、喉を鳴らし始めました。」
キーステンさんはソーシャルメディアで子猫の飼い主さんを探しましたが、誰も子猫を自分の猫だと言う人は現れませんでした。またキーステンさんは再び子猫を保護した現場に向かい、子猫の母親や兄弟を探しましたが、結局見つけることはできませんでした。
「子猫は約4〜5週齢で、お腹の中には虫がいました。あの時もし子猫を保護することができていなかったら、子猫はこの冬を乗り越えることができなかったかもしれません。」
キーステンさんは最初、里親さんが見つかるまで子猫を養育しようと考えていましたが、その計画はすぐに変わりました。
子猫が家の中で過ごし始めると、家の至るところでキーステンさんや家族の後を追いかけるようになりました。子猫は家の中にたくさんのお昼寝スポットがあるにもかかわらず、いつも温かい膝の上でくつろいで、家族の腕の中で幸せそうに眠りに落ちていきました。
とっても愛らしい子猫は、日に日に家族の心の奥深くへと入り込んでいきました。家族は自然と子猫を手放すことができなくなり、正式に家族の一員として迎えることに決めました。そして子猫に『ベルリオーズ』と名づけました。
「ベルリオーズは一日中人間と一緒にいるのが大好きです。彼は現在、私が勤めている動物病院で一緒に働いています。彼はスタッフ全員の心を一瞬でとりこにしました。」
「ベルリオーズは私が今まで見てきた保護子猫達の中で一番穏やかな性格をしています。彼は最初からとても甘えん坊で、いつもゴロゴロと喉を鳴らしていて、お気に入りのネズミのオモチャで遊ぶのが好きです。」
ベルリオーズはとっても甘くて穏やかな性格のため、キーステンさんは素晴らしいセラピーキャットになるのではないかと思っているそうです。
ベルリオーズが常に望んでいるものは人間からの温かい愛情です。ベルリオーズはみんなに絶えず注目されたいと思っていて、一日中撫でられたいと思っているのです。
こうして道路の真ん中で保護されたベルリオーズは、安全な家の中で素敵な花を咲かせることができました。ベルリオーズは人間のハグが大好きで、いつもみんなの心に笑顔と幸せを届け続けているのです。
出典:deuelhearts/lovemeow