人生に、もふもふを。

裏庭で生まれ、ずっと物陰に隠れていた子猫。ある朝、抱きしめられたい気持ちが溢れ出して、腕の中で最高の幸せに出会う

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ある日、裏庭に置かれていた廃車の中から、茶トラの子猫が見つかりました。子猫を発見したジュリーさんは、悪天候になる前に子猫を保護して、メルボルンにある保護施設『チェルトナム・キャット・レスキュー』へと連れて行きました。

子猫を受け取った保護施設のスタッフ達は、ジュリーさんの夫から名前をとって、子猫に『デイブ』と名づけました。デイブはこれまで人間と接したことがなかったようで、人間をとても怖がっていて、ずっと物陰に隠れていました。

その後、デイブが養育ボランティアのマレーネさんの家に到着すると、すぐに部屋の隅っこに身を隠しました。デイブは慣れない環境に戸惑って、物陰から出てこようとはしませんでした。マレーネさんはそんなデイブのために快適な寝床を作り、気持ちを落ち着かせるための時間と十分なスペースを用意しました。

デイブは非常に警戒していましたが、空腹には勝てませんでした。そのため美味しそうなご飯の匂いを嗅ぐと、少しずつ気持ちが変わり始めたのです。

デイブはとてもお腹を空かせていたため、声を出しながら夕食を食べました。マレーネさんはそんなデイブにゆっくりと近づき、頭の後ろを撫でながら、自分が敵ではないことを伝えました。

そんなマレーネさんの行動で、デイブは徐々に自分が安全な場所にいることに気づき始め、マレーネさんにもっと撫でて欲しいと要求してくるようになりました。そして翌朝を迎えると、愛されたいという気持ちがさらに大きくなったデイブが、自分の殻から勢いよく飛び出してきたのです!

「デイブは午前4時に大きな声で鳴きながら愛情を求めてきました」とマレーネさんが言いました。

デイブの瞳からは恐怖が消え、室内生活を楽しむようになりました。「心を開いたデイブは物陰に隠れることが無くなり、自信たっぷりに部屋の中を歩き回るようになりました。」

デイブはすぐに膝好きの子猫に変わり、たくさん撫でてもらうために、膝の上でおねだりするようになりました。またデイブは抱きしめられるたびにゴロゴロと喉を鳴らして、幸せそうに腕の中で眠るようになったのです。

その後、デイブはマレーネさんの家で数匹の猫と仲良くなりました。元保護猫の『マーベリック』もデイブのことを温かく迎え入れて、猫として生き方を教え始めました。

デイブはいつも近くにいてくれるマーベリックのことが大好きになり、自然とマーベリックの後ろをついて歩くようになったそうです。

少し前までとても内気だったデイブでしたが、みんなのおかげで自信に満ちた冒険好きの子猫に生まれ変わりました。そしてデイブはまるで自分がマレーネさんの家を所有しているかのように、いつも堂々とした足取りで家の中を歩き回るようになったのです。

そんなデイブが一番幸せに感じることは、温かい腕に抱きしめられることです。また好奇心が溢れ出したデイブはいつも家の中や庭を探索して、遊び疲れるとマレーネさんと1対1の時間を楽しんで、たくさんの愛情を吸収しているそうです。

そして数日前、デイブの前に素敵な家族が現れて、デイブを家族の一員として迎え入れました。デイブは現在、2匹の猫の兄弟と1匹の犬の相棒と一緒に楽しい毎日を送っているそうです。

こうして保護からしばらく物陰に隠れていたデイブは、マレーネさんの愛情で人間のことが大好きになり、新しい人生を歩み始めることができました。デイブはいつも新しい家族に愛らしい姿で抱っこを要求してきて、温かい腕の中で幸せいっぱいの時間を過ごしているそうです(*´ω`*)
出典:five_furry_friendslovemeow

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