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母親から愛情を受け取ることができなかった子猫達。保護先で出会った女性に温かい愛情を教わり、幸せな毎日を歩み始める

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ある日、動物病院の看護師で動物保護活動を行なっているケイトリンさんが、TNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)中に保護された2匹の子猫を受け取りました。

野良猫だった子猫達のお母さんは、子育てに全く興味がなかったため、生まれたばかりの子猫達の世話をしていませんでした。「母猫は子猫達にミルクを飲ませたり、毛づくろいをしたりしていませんでした。子猫達は生後2日で、とても衰弱していました」とケイトリンさんが言いました。

そんな子猫達を受け取ったケイトリンさんは、すぐに子猫達の世話を始めました。そのおかげで子猫達は数日後には元気を取り戻し、ミルクをいっぱい飲んで急速に体重を増やしていきました。

「保護された時の子猫達は全身が汚れていて、とても衰弱していて、全身がノミだらけでしたが、ふっくらとしたお腹の健康的な子猫になりました。」

『ゲイター・ロキ』と『シルビー』と名づけられた子猫達は、元気を取り戻すとベッドの中を動き回るようになりました。ケイトリンさんはその後も子猫達の成長を助けるために、適切なケアを続けました。

ゲイターとシルビーは大きな音でゴロゴロと喉を鳴らしながら、お互いに抱きしめ合っていることがよくあります。ケイトリンさんはその光景を見ながら、いつも幸せな気持ちに包まれているそうです。

ゲイターが2週齢になった時には完全に目が開いていましたが、シルビーの方はやっと目が開き始めたばかりでした。

その後、子猫達が大きくなるにつれて、好奇心が湧き出してきました。

子猫達はオモチャで遊ぶことが大好きで、1日に何度もケイトリンさんに一緒に遊ぼうと要求してきました。子猫達はプロレズごっこをしたり、床で激しく転がったり、ベビーサークルの中を歩き回ったりしながら、さらに筋肉を発達させていきました。

そして遊び疲れてエネルギーが切れると、一緒にベッドで横になって、幸せそうに昼寝を始めました。

適切なケアとたくさんの愛情で、子猫達はすくすくと成長していきました。そして子猫達が初めて離乳食に挑戦すると、すぐにその美味しさに気づいたようで、勢いよく離乳食を食べ始めました。

また子猫達はどちらも人間の膝の上が大好きで、いつも膝の上で寄り添いながら至福の表情を見せてくれているそうです。

「子猫達は深い絆で結ばれていて、お互いに愛情を注ぎ合っています。また子猫達は人間と過ごす時間も好きで、いつでも私の腕の中に飛び込む準備ができています。」

シルビーはいつも喉をゴロゴロと鳴らしている甘えん坊で、ゲイターはエネルギーに満ち溢れた活発な子猫です。

「私がシルビーを抱きかかえると、彼女は一瞬で喉を鳴らし始めてキスをしてきます。ゲイターはとってもヤンチャで、興奮するとウサギのように飛び跳ねます。」

「子猫達の成長はとても早く、養育期間はあっという間に過ぎていきます。私は身体の弱い赤ちゃん猫を強い子猫に育てることに、大きなやりがいを感じています」とケイトリンさんが話してくれました。

こうして育児を放棄された子猫達は、優しいケイトリンさんのおかげでここまで成長することができました。子猫達はこれからもたくさんの愛情を感じながら、いつまでも幸せな時間を一緒に過ごしていくことでしょう。
出典:foster.rinse.repeatlovemeow

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