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独りぼっちのところを助け出された子猫。保護先で出会った先住猫に一目惚れして、猛アプローチの末に最高の家族になる!

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ある日、保護団体の創設者のライラ・ドゥーザさんが、公園から救出された茶トラの子猫を受け入れました。子猫はとても痩せ細っていて、誰かの助けを必要としていました。

子猫は公園で必死に母親を探して鳴いていましたが、母親の姿はどこにもありませんでした。ライラさんは独りぼっちの子猫に『トール』と名づけました。

トールは快適な家と養育主さんによる世話を必要としていたため、ライラさんは養育ボランティアのハニーン・アラベアさんにトールの養育をお願いしました。「私の家に到着した時のトールは少し怯えていました。でも彼は日に日に力強くなり、人間を信頼するようになっていきました」とハニーンさんが言いました。

たくさんの美味しいご飯と快適な環境、そして温かい看護でトールは元気を取り戻し、愛情を求め始めました。

そんな中、先住猫の『アラニ』がトールの声を聞いて、養育部屋の前に何度も足を運ぶようになりました。一方のトールも家の中に別の猫が住んでいることに気づくと、仲良くなることを決意したようでした。

その後、ふたりが初めての対面を果たすと、トールは真っ直ぐにアラニのところに向かって行って、頭をぶつけて挨拶をしました。しかし、アラニの方はトールのことがまだよく分からなくて、戸惑いを隠しきれない様子でした。

「アラニは最初、家の中に別の猫がいることを警戒していました。彼女は『シャー!』とトールのことを威嚇しましたが、トールは彼女にアプローチし続けました。」

トールはアラニの拒否反応を受け入れず、アラニと友達になることを諦めませんでした。トールは毎日チャンスのたびにアラニに近づいて、何度もアラニに鼻を押しつけました。

すると最初は警戒していたアラニでしたが、徐々に警戒音がゴロゴロ音に変わっていき、ついにトールの毛づくろいを始めたのです。「アラニは最終的にトールのことを完全に受け入れました。」

トールは新しい友達と一緒に過ごせることに大きな喜びを感じていました。トールは完全にアラニの小さな影になって、アラニの後を追って、アラニのマネをしながら一緒に遊び回りました。

「今のふたりはいつも近くにいて、寄り添いながら眠ったり、ハグをするのが大好きです。また一緒にレスリングをしたり、激しく遊んだりすることもよくあります。」

アラニも元々はトールと同じように路上から保護された猫でした。そんなアラニがトールに愛情を注ぐ姿は、まるで自分がハニーンさんにもらった愛情をそのままトールに返しているかのようでした。

「私はトールに抱きしめることのできる友達がいることをとても嬉しく思っています。ふたりは容姿もそっくりで、まるで本当の親子のようです。」

トールは毎日確実に成長していて、アラニがそばにいてくれることに幸せを感じています。一方のアラニも毎日が充実していて、トールが寂しさを感じないように見守りながら、猫としての生き方を教えているそうです。

「トールはいつも元気いっぱいで、本当に面白い子猫です。彼は私が今までに育ててきた中で、最もエネルギッシュな子猫のひとりです」とハニーンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして公園で母親を探していたトールは、安全な家の中で新しい人生を歩み始めることができました。トールは今の生活に心から満足していて、アラニと一緒にいられることに大きな喜びを感じているのです(*´ω`*)
出典:rescueforwinstonlovemeow

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