人生に、もふもふを。

障がいを抱えながらも元気いっぱいに生きる保護子猫。優しい夫婦の助けを借りて、幸せな毎日を歩み続ける

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ある日、『ナゲット』という名前の3週齢の子猫が、茂みの中で独りぼっちになっていたところを保護されて、地元の動物病院に運ばれてきました。ナゲットは上気道感染症を患っていて、獣医さんの助けを必要としていました。

その後、動物病院の看護師さんが保護施設『フォスター・キトゥンズ・オブ・メルボルン』に連絡をして、ナゲットの世話が出来るかを尋ねました。その後、保護施設のスタッフをしているキャスさんが、ナゲットを迎えに病院へとやって来ました。

ナゲットは車で2時間半移動した後、キャスさんの家で過ごし始めました。「ナゲットの目は少ししか開かなくなっていて、目の周りが赤く腫れていました。彼の身体はとても悪い状態でしたが、保護してもらえたことに幸せを感じているようでした」とキャスさんが言いました。

キャスさんと夫はベビーサークルの中に居心地の良い寝床を作り、24時間体制でミルクの世話を続けました。ナゲットは夫婦のケアと処方薬で徐々に元気を取り戻し、荒れていた目も次第に綺麗になっていきました。ナゲットは夫婦の愛情にとても感謝していて、快適なベッドの中でいつも嬉しそうに過ごしていました。

そしてナゲットが家に来てから数日後、夫婦はナゲットが他の子猫とは少し違っていることに気づきました。

「ナゲットは音に全く反応せず、関節が変形しているように見えました。彼はあまり活発には動かず、成長が遅く、発育不全でした。」

その後、ナゲットの全ての足の肘と股関節が変形していて、軽度のスイマー症候群だと分かりました。さらにナゲットの耳も完全に聞こえないことが分かりましたが、夫婦とは上手くコミュニケーションを取ることができていました。

ナゲットは夫婦の最適なケアのおかげで、幸せを感じながら過ごすことができています。ナゲットはいつも元気で、身体の障がいに負けることなく、毎日を楽しく過ごしているのです。

「ナゲットは走り回ったり、探索したり、抱きしめたり、他の猫と一緒に遊んだりしています。彼は聴覚が使えない代わりに、私達とやりとりするための独自の方法を編み出しました。」

ナゲットは他の猫達のことが大好きで、いつもみんなと同じことをしようとしています。またナゲットは躊躇することなく人間のお父さんの肩の上に登って、首に寄り添いながら幸せな時間を過ごしているそうです。

生後10週を迎えたナゲットは同じ年齢の子猫よりも随分と小さいですが、その魅力溢れる個性で身体の大きさを完全に補っています。夫婦はそんな愛らしいナゲットに完全に心を奪われて、ナゲットを家族の一員として迎えることに決めました。

「ナゲットが新しいものを発見すると、幸せそうにシッポを揺らしながら近づいて、嬉しそうにしがみつきます。彼はヤンチャで愛情いっぱいの、のんびりとした男の子です。」

「私達はナゲットとずっと一緒にいることを決めました。私達は彼がこれからも幸せに暮らしていけるように、何でもする決心をしています」とキャスさんが話してくれました。

こうして障がいのある身体で生まれたナゲットは、優しい夫婦のおかげで幸せな暮らしを手に入れることができました。ナゲットはこれからもたくさんの愛情を受け取りながら、楽しい毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kitten.fosterslovemeow

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