人生に、もふもふを。

ずっと助け合いながら生きてきた障がいのある子猫達。保護されてからも決して離れることなく、いつまでも寄り添い続ける

0

ある日、野良猫のコロニーでTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)を行なっていた女性が、子猫の『バイオレット』と『パンダ』を保護しました。

女性はすぐにバイオレットとパンダが他の子猫と違っていることに気づきました。ふたりは『ムコ多糖症』と呼ばれる先天性の疾患で、身体が正常に発達していなかったのです。

ふたりはその後、保護施設『アレー・キャット・レスキュー』に運ばれて、新しい人生を始めることになりました。

バイオレットとパンダはこれまでずっと助け合いながら生きてきたため、保護されてからもお互いのそばから離れようとはしませんでした。ふたりは同じ家具の下に身を隠し、いつも一緒に姿を現しました。

養育ボランティアのエレインさんは、ふたりを養育するために自宅へと連れて帰りました。エレインさんはふたりが健康になるまで看護を続け、新しい家族が見つかるまでの間、ふたりの世話を続けていこうと考えていました。

「ふたりは生後10日くらいの子猫の骨格のため、非常に壊れやすく、発達が不十分です」とエレインさんが言いました。

「ふたりはほとんど鳴かず、ジャンプもしませんが、毎日楽しそうに歩き回っています。ふたりはいつもヨロヨロしていますが、お互いを追いかけたり、一緒に遊ぶのが大好きです。またふたりはご飯を食べるのもゆっくりで、通常の子猫の何倍も時間がかかります。」

バイオレットとパンダの絆は信じられないほど強く、いつもお互いの様子を見守っています。ふたりは常に一緒に行動し、それぞれが別々の場所にいることはありません。もし視界の中から一方が消えると、お互いが見つかるまで鳴き続けるそうです。

「私の家にはふたりの他に4匹の猫と2匹の犬がいますが、ふたりは同居する動物達にあまり関心がないようで、いつもふたりで遊んでいます。」

そんなふたりの好きな娯楽の1つは、人間の膝の上で眠ることです。ふたりは赤ちゃんのように抱っこされて、愛情を注がれることが大好きなのです。

「ふたりは地球上で最も甘く、とっても愛らしいテディーベアです。」

もしパンダだけがエレインさんに寄り添っていると、必ずバイオレットも愛情を分かち合うためにやって来ます。そして無事にかまってもらえると、とっても幸せそうな姿を見せてくれるのです。

ふたりの養育を始めてから数週間後、エレインさんはもうこの場所がふたりの生涯の家になっていることに気づきました。そのためふたりを正式に家族に迎えて、一緒に暮らすことに決めました。

その後、エレインさんがふたりのためにキャットツリーを買ってくると、すぐにふたりは楽しそうに遊び始めたそうです♪

こうして迷子になっていたバイオレットとパンダは、素敵な家を見つけることができました。ここには大好きなエレインさんがいて、たくさんの美味しいご飯が用意されているのです。

バイオレットとパンダはもう外を彷徨い歩き、寒さや暑さに耐える必要はありません。今のふたりは何不自由ない生活を送っていて、抱っこされたい時はすぐに大好きなエレインさんに望みを叶えてもらうことができるのです(*´ω`*)
出典:Elainelovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう