人生に、もふもふを。

余命僅かだった老猫に、生きる目的を与えた子猫達。そのおかげで老猫は毎日寿命を伸ばしていって、多くの人達を驚かせる

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老猫の『メイソン』は数年前、怪我を負った状態で野良猫のコロニーから保護されました。カナダのブリティッシュ・コロンビア州にある保護施設『TinyKittens』のスタッフ達は、保護したメイソンを動物病院へと連れて行きました。

保護された老猫出典:MasonAndKittens

診察の結果、メイソンが末期の腎臓病を患っていることが分かりましたが、スタッフ達は決してメイソンの命を諦めませんでした。「重い末期腎臓病と診断されたメイソンは、毎日の看病と食事療法が必要でした。そのため彼を再び野外での生活に戻すことはできませんでした」と保護施設のスタッフが言いました。

メイソンはいつ最期を迎えてもおかしくない状態でした。しかし、メイソンは生きるための理由を新しい生活の中で見つけることができたのです。

メイソンはこれまでずっと野良猫として生きてきたため、全身に多くの傷がありました。「私達はメイソンを痛みから解放して、より良い人生を送らせてあげたいと思いました。」

スタッフ達は最初、メイソンが屋内での生活を受け入れるかを心配していました。しかし、メイソンは傷が回復するにつれて、徐々に家猫生活を受け入れていったのです。

そして、メイソンのある日の行動がスタッフ達を驚かせました。

その日、スタッフ達が何匹かの保護子猫をメイソンに紹介しました。するとその瞬間からメイソンの人生が大きく変わったのです。

「メイソンは子猫達を見た瞬間から目を輝かせ始めました。彼は子猫達に生きる目的を見つけました。彼は初めて子猫達に出会った日から、驚くほどの愛情を注ぎ続けています。」

完全に子猫達に恋をしたメイソンは、いつもたくさんの毛づくろいをして、幸せそうにすり寄っています。さらにメイソンは子猫達に猫としての生き方を教えて、寂しそうな子猫の姿を見つけると優しく慰めました。

その愛情深い姿はスタッフ全員を驚かせました。

それ以来、メイソンは母親の愛情が必要な多くの子猫達を育ててきました。メイソンは常に子猫達を守り、子猫達を助けてきました。

メイソンは一日のほとんどの時間を使って子猫達を救い続け、子猫達に生きていることの素晴らしさを教えたのです。

「メイソンは宣告された余命よりも2年半以上も長く生きています。その全ての日が喜びと愛情で満ち溢れています。」

その驚くべき姿は、メイソンのことをネットで応援してきた人達にも大きな感動を与えました。

「私達はメイソンが安心して暮らせるように日々頑張っていますが、彼があとどのくらい生きられるかは分かりません。でも彼が最高の毎日を送れていることをいつも感じています」とスタッフ達が話してくれました。

こうしてメイソンは子猫達への愛情とスタッフ達の看護で、余命を宣告された日をはるかに超えて命をつなぐことができたのです。

その後も子猫達にたくさんの力をもらいながら幸せな毎日を生きてきたメイソンは、保護からちょうど3年後に息を引き取りました。メイソンは最期の瞬間までみんなに囲まれながら、ソファーの上で苦しむことなく目を閉じたそうです。
出典:MasonAndKittenslovemeow

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