人生に、もふもふを。

ある日、散歩に出かけた愛猫が首輪に手紙をつけて帰ってきた! それはとっても素敵な友情の始まりでした!

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『ビリー』の飼い主のザック・キングさんは、いつもビリーがどこに出かけているのか気になっていました。1歳になる保護猫のビリーは玄関にある猫専用ドアを使って、好きな時に外出することができ、いつも近所を探索していました。

「ビリーは好奇心旺盛な猫で、積極的で、いつも自信を持っています。彼はくつろぐことも好きで、眠りたい時は長い時間家の中で眠っていますが、一番好きなことはやっぱり冒険に出ることで、いつも楽しそうに出かけていきます」とザックさんが言いました。

ザックさんはビリーがいつも家の近くにいて、興味を持ったものを追いかけたり、日光浴をしながら過ごしていると考えていました。しかしザックさんはある日、ビリーが二重生活を送っていることに気づいたのです!

10月初旬のこと、ビリーは首輪に『折りたたまれた紙』をつけて帰宅しました。ザックさんのガールフレンドのオルガさんがその紙を開くと、近所の誰かが書いた手紙だと分かり驚きました。

そこにはこのようなことが書かれていました。

『あなたの猫は出かけた時に私達を訪ねてくるのが好きです。彼はドアの前に座って、愛らしい鳴き声を上げます。それは本当に陽気で、私達は彼のことをとても愛しています! 彼がどこから来たのか分かりません。彼の名前は? 私達は彼をビリーと呼んでいます。あなたの近くの隣人より!』

ザックさんとオルガさんは珍しい手紙にとても喜びました。「まさかビリーがそんなことをしていたとは思ってもいませんでしたが、彼は普段から色々な人と一緒にいるのが大好きな性格の猫です。私達は彼が誰かに好感を持たれていることを知って、とても嬉しい気持ちになりました。」

オルガさんはすぐに手紙の返事を書き、ビリーの首輪につけました。オルガさんは手紙がどこから来て、誰が書いたものか分かりませんでしたが、自分が書いた手紙の返事を相手が見つけてくれることを願いました。

ビリーはどこに行くべきかを知っていました。そして相手からの返事を首輪につけて帰ってきました。

『おお! 私達の同居人(今は不在です)が、夏にビリーの首輪のネームタグを見たに違いありません。同居人は私に彼の名前を教えてくれました! 手紙をありがとう。私は彼が手紙の返事を持ってきたことに驚きました! それはまるで伝書鳩のようで、とっても愛らしいです… 私は彼のアゴをたくさん撫でて、彼への愛情を伝えています! 素敵な夜をお過ごしください!』

ザックさんとオルガさんは手紙の相手とすぐにペンフレンドになり、ビリーが配達員としての役割を引き受けてくれました。それから数ヶ月で12枚ほどの手紙を交換しました。

「私達はテレビやNetflixのオススメ番組やポッドキャストの情報、家庭料理のアイデアなどを共有しました。私達は今も手紙の相手が誰で、どこに住んでいるのか分かりません。詳細を尋ねることもできますが、その必要はありません。少しの謎を持っていることはとても素敵なことです。」

人と繋がることが難しい時期に新しい友達を見つけられたことは、ふたりにとってとても幸せなことでした。そしてふたりはビリーが冒険に出かけている間も、ビリーのことを見守ってくれている家族がいることをとても嬉しく思いました。

冬が来たためビリーは家の中で多くの時間を過ごすようになり、手紙はとても少なくなりました。でも時々ザックさんはビリーの首輪に手紙がついているのを発見して、とても嬉しい気持ちに包まれているそうです。

「夜の時間が長くなり、移動の制限や封鎖によって家で過ごす時間が多くなったため、私達は少し落ち込んでいました。そのためビリーがつないでくれた手紙のやりとりに心がとても温まりました。これは全く予想外のことで、非常に興味深く、とっても嬉しいことです」とザックさんが話してくれました。
出典:zacharykingthedodo

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