人生に、もふもふを。

優しい女性の助けを借りて元気を取り戻した子猫達。膝の温かさに幸せを感じながら、たくさんのありがとうを伝えてきた♡

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ある日、保護施設『AWLA』に助けを必要としている5匹の子猫達が運ばれてきました。子猫達はみんな衰弱していて、目の周りが荒れていて、鼻が詰まっていて、非常に痩せ細っていました。

保護施設で養育ボランティアをしているペニー・リチャーズさんは、子猫達を預かることを躊躇しませんでした。「子猫達は全員がグレーや白だったため、有名なモノクロ写真家から名前を取って『ウェストン』、『ウォーカー』、『マーガレット』、『ドロシア』、『アンセル』と名づけました」とペニーさんが言いました。

「子猫達はみんな上気道感染症を患っていて、そのうちの2匹は症状が重く、他の3匹よりも苦しんでいました。特にマーガレットは非常に体調が悪く、脱水症状に陥っていて、ほとんど食べることができませんでした。」

「最初の数日間は1日3回水分を与え、シリンジを使って24時間体制で栄養を補給する必要がありました。」

ペニーさんは快適な環境を用意して、家族にも手伝ってもらいながら子猫達の世話を続けました。またペニーさんは子猫達に処方薬を飲ませ、ネブライザー治療(薬剤を超音波によって細かい霧状にして放出し鼻や喉の炎症を抑える治療)を行い、一日中看護を続けました。そんなペニーさんや家族のおかげで子猫達は元気を取り戻し、食欲が急上昇していきました。

子猫達は具合が良くなるとすぐにベビーサークルの中を歩き始めて、身の回りの探索をするようになりました。

「一番衰弱していたマーガレットも無事に身体を回復させ、動き回れるようになりました。彼女は高いところが好きで、いつも数秒でベビーサークルの頂上まで登って、身体を揺らしながら愛らしい声で話しかけてきます。」

その後、子猫達の目と鼻が完治すると、ご飯と愛情の要求が倍増しました。

一番回復が遅かったマーガレットもついに食欲が他の兄弟に追いつきました。そして、これまでの期間を埋め合わせるかのように、一気にたくさんのご飯を食べるようになったのです。

また元気を取り戻した子猫達はペニーさんの膝の上が大好きになりました。子猫達はいつも一緒に膝の上に登って、寄り添いながら昼寝を始めるそうです。

「アンセルは毎回、食事が終わると一番最初に寄り添ってきます。彼はしばらく私の膝に寄り添うと、他の兄弟と一緒に遊び始めます。」

「マーガレットは子猫達の中で一番小さいですが、一番大きな個性を持っています。彼女はとてもお話し好きで、ご飯の時間になると大きな声で鳴き始めます。そして食事が終わると膝の上に腰を下ろして、喉を鳴らしながら足や顔の毛づくろいを始めます。」

「ウェストンは最初から愛らしいテディーベアでした。彼は喉を鳴らしながら膝に寄り添うのが大好きで、撫でるたびに喉のゴロゴロスイッチをオンにします。」

「ドロシアはいつも強気でヤンチャな性格です。彼女はハグをされるのが好きで、いつも肩の上に登ってきて、部屋から脱出する計画を実行しようとしています。」

「ウォーカーはいくつもの奇妙な癖を持っている最もお茶目な子猫です。また彼はミルクを最後まで飲んでいた甘えん坊さんでもあります。彼は喉のゴロゴロ音が一番大きく、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく気持ちを伝えてきます。」

その後も子猫達はすくすくと成長し、随分と身体が大きくなりましたが、膝への愛情は全く変わりませんでした。「5匹の子猫達は今でも私の膝に寄り添うことを主張してきます。そして子猫達はキスを求めて手を伸ばしてきます。」

ペニーさんが部屋に入るたびに子猫達は膝の上を占領して、とっても可愛い猫団子を形成するそうです。

子猫達は生涯の家に行く準備を整えるまで、ずっとこの愛らしい行動を続けました。「子猫達はとっても愛情深く、彼らの愛らしい姿はいつも私の心を溶かしました。」

「子猫達はみんな仲良しですが、特にドロシアとアンセルはとても深い絆を結びました。ふたりは全てのことを一緒に行い、いつもお互いのことを追いかけ合っています。」

その後、11週齢を迎えた子猫達は里子に出られるほどに成長し、生涯の家族の膝に寄り添う準備を整えました。

「子猫達は11週齢で保護施設に戻るまで、全員で私の膝の上に一緒に乗っていました。その頃には随分と身体が大きくなっていたため、お互いにピッタリとくっつきながら何とか膝の上に乗っていました。」

そしてついに強い絆で結ばれたドロシアとアンセルが、一緒になって生涯の家へと旅立って行きました。さらにウェストンとマーガレットもペアになって別の家族に迎えられました。子猫達はすぐに新しい環境に溶け込んで、生涯の家を自分達の王国だと主張し始めたそうです。

さらに甘えん坊のウォーカーも新しい家族の元へと旅立ち、早速そこで出会った先住猫のジョージと素敵な友情を築いたそうです。

ペニーさんは5匹の子猫達が新しい生活をスタートさせたことに大きな幸せを感じています。「子猫達が成長していく姿を見るのは、私の喜びそのものでした。彼らはこれから新しい家族に愛されて、たっぷりと甘やかされながら幸せな毎日を送っていくことでしょう」とペニーさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:fosterkittenhqlovemeow

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