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事故で前足を失い、病院で治療を受けていた子猫。残された前足で優しい女性の手を掴み、一緒に連れて行ってと強く伝える

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今年の10月のこと、トルコのイスタンブールに住むアーセンさんが、動物病院で3本足の子猫に会いました。

子猫は路上で事故に遭った後、左前足を負傷した状態で発見されました。その後、子猫は地元の保護施設に運ばれて、怪我した足を元に戻すことができないと分かった後、足を切断するために動物病院へと運ばれました。

「私は子猫の話を聞いて、すぐに彼女に会いに行きました。私が病院に着くと、彼女はケージの中で横たわっていました。彼女は私に去って欲しくなかったようで、小さな前足で私の手を掴んできました」とアーセンさんが言いました。

「病院のスタッフは私に、この子はこの先保護施設には戻らず、治療後に新しい家を探すことになるだろうと伝えてきました。」

アーセンさんはその後、動物病院を後にしましたが、子猫のことがずっと頭から離れませんでした。アーセンさんの家には数匹の猫が住んでいて、その全てが保護猫で、特別なケアを必要としている猫もいました。

「私は子猫のことがずっと気になっていました。そのため私は再び彼女のところに戻ることを決めました。そして彼女がまだそこにいたら、彼女を家族に迎えて、最高の人生を歩ませるために最善の努力をすることを心に誓いました。」

数日後、アーセンさんは動物病院で子猫と再会し、子猫を家族の一員として迎えました。子猫はとても嬉しかったようで、何度もアーセンさんの手に頭をぶつけて、喉をゴロゴロと鳴らし始めたそうです。

「私は彼女にトルコ語で10月を意味する『エキム』と名づけました。」

エキムは安全な家の中で、優しい家族に抱っこしてもらえることに大きな喜びを感じました。エキムは前足をアーセンさんの手の上に置いて、幸せそうに眠りにつきました。「エキムは最初から愛情深く、とても幸せそうにしていました。」

アーセンさんはそれから多くの時間をエキムと過ごし、エキムが寂しさを感じていないことを確認しました。「エキムはひとりになると鳴き出すため、私は彼女をタオルで包んで安心させました。」

アーセンさんと家族はその後もエキムのケアを続けました。エキムは人間に抱きしめられるのが大好きで、眠る時もアーセンさんと手をつなぎながら眠りにつくそうです。

エキムの状態が良くなっていくにつれて、エキムは3本足で歩くことを学び始めました。この時のエキムはまだギプスを身につけていましたが、それがエキムの行動を止めることはありませんでした。「エキムは部屋中を探索し、ひとりでトイレも使いました。」

その後、ギプスが外されると、エキムはとても興奮して、まるで自分が家の所有者であるかのように家中を歩き回るようになりました。エキムはフワフワのベッドに滑り込み、背中で転がって、ギプスのない身体で様々なものの感触を楽しみました。

エキムはとても社交的な性格で、とても好奇心が旺盛です。エキムは4本足の子猫を追い越したり、熟練者のように高いところに登ったり、元気いっぱいに飛び跳ねたりしているそうです。

「エキムは家にいる全ての先住猫達を受け入れました。特に下半身が麻痺している子猫の『ハイコ』とは強い絆で結ばれました。ふたりはいつも一緒に過ごすようになりました。」

ハイコの方もエキムと仲良くなったことで、これまで以上に活発に動き回るようになりました。ふたりはお互いのことを理解しているかのようにいつも一緒に行動しながら、お互いの能力を伸ばし合っているそうです。

そして、エキムが生涯の家を見つけてから2ヶ月以上が経ちました。

エキムはいつも幸せで、健康的で、エネルギッシュに家猫生活を楽しんでいます。エキムは大家族に囲まれながら、幸せに満ちた毎日を送っているのです。

「エキムはまるで天使のようで、私がこれまでに会った中で最も愛情深い猫です」とアーセンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして事故で前足を失ったエキムは、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。これからもエキムは常にたくさんの愛情を感じながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:zikrettinnlovemeow

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