人生に、もふもふを。

内気な保護子猫とどうしても親しくなりたかった先住猫。猛アプローチの末に仲良くなると、しっかり者のお兄さんになる!

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ある日、『バーナード』という名前の5週齢の子猫がニューヨークのスタテン島で見つかり、一緒に保護された兄弟と共に養育主さんの家にやって来ました。バーナードは体重が不足していて、兄弟の中で一番多くの助けを必要としていました。

子猫達の養育を始めたジェス・トーレンさんは子猫達を健康な状態に戻すために、一日中休むことなく看護を続けました。そのおかげで兄弟の中で一番小さかったバーナードも、最終的に兄弟の大きさに追いつくことができたのです。

ちょうどその頃、ジェニファー・ジオガンさんが新しい猫を家族に迎えようと考えていました。ジェニファーさんは3歳の愛猫の『ヘンリー』に、友達が必要だと感じていたのです。

「私は少し前にアパートで一人暮らしを始めました。私は生活が落ち着いたら、子猫を家族に迎えようと考えていました。そして、子猫を迎えるのにちょうど良い時期が来たように思いました」とジェニファーさんが言いました。

ジェニファーさんはいくつかのWEBサイトをチェックして、里親募集中のバーナードに出会いました。ジェニファーさんは愛らしいバーナードの姿と性格に強く心を惹かれたのです。

その後、無事にジェニファーさんと暮らし始めたバーナードは、新しい家で『オリバー』という名前に改名しました。オリバーはすぐに新しい環境を受け入れて、ジェニファーさんに寄り添い始めたそうです。

そして、元々この家に住んでいたヘンリーも、新しい家族にとても興味を持ちました。

ヘンリーはオリバーがいる部屋に駆けつけて、興味深そうに様子をうかがい始めました。ヘンリーは新しい出会いにとても興奮していましたが、残念ながらその想いは報われませんでした。家に来たばかりのオリバーは、自分よりも随分と大きなヘンリーに怖さを感じたのです。

ヘンリーはオリバーに挨拶を試みましたが、オリバーの方は抵抗し、後ずさりし、布団と枕の後ろに身を隠しました。「ヘンリーが近づこうとすると、いつもオリバーは怖がって隠れました。でもヘンリーはオリバーと一緒に遊ぶことを諦めませんでした。」

ヘンリーはオリバーが隠れている場所の外に留まって、オリバーが出てくるのを辛抱強く待ち続けました。そして数日後、オリバーはついにヘンリーのことを受け入れて、物陰から姿を現したのです。

「どうやらオリバーはヘンリーの熱意に負けて降伏したようです。」

ヘンリーはすぐにオリバーを招き入れて、優しく抱擁し、毛づくろいを始めました。またヘンリーはオリバーに自分のオモチャを見せて、遊び方を教え始めました。

「現在、ふたりはすっかり仲良くなっていて、お互いの後を追いかけるのが大好きです。ふたりは一日に何時間も家の中を駆け回っています。」

オリバーが家に来たことで、ヘンリーの行動に大きな変化がありました。これまではいつも人間のお母さんにしがみついていたヘンリーでしたが、すっかりオリバーのお兄さんになって、オリバーのことをいつも見守るようになったのです。

「以前のヘンリーは常に私に寄り添って、絶えず愛情を求めてきました。でも今は一日の多くの時間をオリバーと一緒に過ごし、遊び疲れるとオリバーと一緒に眠っています。ヘンリーはオリバーの人生を良い方向へと導いてくれる、とても賢いお兄さんのように見えます。」

ふたりは本当に仲良しで、いつも一緒の時間を楽しんでいます。ヘンリーはオリバーが愛情を必要としている時は、いつまでもオリバーのそばにいてあげるそうです。

「ふたりは常に寄り添いながら、お互いが綺麗に保たれているかを確認し合い、幸せそうに毛づくろいをしています。私はふたりの優しい姿に、いつも心を溶かされています」とジェニファーさんが嬉しそうに話してくれました。

まるで人間のように座りながら辺りを見渡すのが大好きなヘンリーは、お気に入りの趣味を共有する弟ができて、大きな幸せを感じているのです。

これからもふたりはいつも一緒に寄り添いながら、いつまでも楽しい時間を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kittenbnbhobokenkittieslovemeow

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