人生に、もふもふを。

迷子の子猫を預かり、里子に出せるようになるまで育てることに決めた夫婦。でも子猫の方は別の考えを持っていました!

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ある日、カナダのモントリオールに住むマリーさんとステフさんが、SNS上で助けを必要としている子猫達についての投稿を見つけました。子猫達のことが心配になった二人が現場に向かうと、そこには三毛の子猫の姿だけがありました。子猫はあまり人間と接したことがなかったようで、二人の気配に気づくと身体を強張らせました。

その後、二人は無事に子猫を保護して、地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に連絡をしました。子猫は施設に向かう途中の車の中で、ずっと鳴き続けていたそうです。

「子猫は周りの環境の変化に驚き、しばらくの間怯えていました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんが言いました。

『ローラ』と名づけられた子猫は、獣医さんのところに行ってからも不安そうにしていました。

そんなローラの養育を引き受けたジェスさんは、怯えるローラを優しく抱きかかえました。するとローラは腕の中の温かさに安らぎを感じたようで、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。

ジェスさんは夫のショーンさんと一緒にローラを育て、生涯の家に送り出そうと考えていました。

それから数日後、ローラはここが怖い場所ではないことに気づき、自分の殻から出てきました。その日からローラの様子はガラッと変わり、ハグ好きの子猫へと変身したのです。

ローラは夫婦に寄り添い、まるで影のように家の至る所で夫婦の後を追いかけ始めました。「ローラは決して人間から遠く離れることはありません。彼女は養育主さんのハグをとても愛しています。」

ショーンさんがパソコンで作業をしている時も、ローラは走ってきて、手伝ってくれました。ローラは夫婦の完璧なアシスタントで、いつも膝を温めてくれる愛らしい存在でした。

またローラは夫婦がしていることの全てを知りたいと思っていて、常に愛情を求め、注目されることに喜びを感じていました。

ローラはいつの間にか夫婦の心の奥深くへと入り込んでいました。夫婦は毎朝ローラの愛らしい顔と声で目を覚まし、朝から最高の幸せに包まれていました。

一方のローラも夫婦に抱きしめられると、世界で一番幸せな子猫になりました♪

その後、ローラが里子に出られるようになった時、夫婦は既にローラが生涯の家を見つけていることに気づいていました。夫婦もすっかりローラを手放せなくなっていて、正式に家族の一員として迎えることに決めたのです。

ローラは優しい夫婦と先住猫に多くの喜びを運んできました。保護された時は独りぼっちだったローラですが、今は寄り添うことのできる家族がいて、いつも幸せな時間を過ごしているのです。

夫婦は最初、先住猫以外の猫を家族に迎えるつもりはありませんでした。でもローラは夫婦のことを選び、深い絆を結んだのです。

これからもローラはたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

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