人生に、もふもふを。

寒さの中、安全な出産場所を探して玄関先に通い続けた猫。優しい人達に助け出され、子猫達と一緒の幸せな生活が始まる

0

今から数週間前のこと、カナダのモントリオールに住む家族が、家の庭で1匹の猫を見つけました。家族は猫がお腹を空かせていると思い、ご飯を食べさせてあげました。すると猫はその日から毎日、家族の家を訪ねてくるようになったのです。

猫はいつもご飯をもらうまで、玄関の外で待っていました。猫は非常に食欲が旺盛で、いつもたくさんのご飯を食べて、お腹を満たしていたそうです。

カナダの冬はとても寒いため、猫に帰る家が無いと分かった家族は、SNSで助けてくれる人を探しました。するとすぐに地元で保護活動をしているナディアさんから、家族の元へと連絡が入ったのです。

ナディアさんは猫を保護するために家族の家へと向かいました。

猫はとても友好的で、ナディアさんの姿を見るとすぐに近づいてきました。そして猫は保護される準備が整っていることを伝えるかのように、嬉しそうに喉を鳴らし始めたのです。

猫を無事に保護したナディアさんは、猫が予想以上に多くの助けを必要としていることに気づきました。猫は妊娠していて、出産の直前だったのです。

ナディアさんは地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に猫を連れて行きました。

「猫はとても甘く、養育主さんの家ですぐに落ち着きました。猫はとても親しみやすい性格で、私達がキャリーを開けた時も、私達のことを抱きしめてくれました」と保護施設のスタッフは言いました。

スタッフ達は猫に『ラルー』と名づけました。ラルーは優しい人達のつながりで、氷点下の中での出産を避けることができました。

そして3月3日の夜、ラルーは無事に4匹の子猫を産みました。

出産後のラルーは常に子猫達を見守り、子猫達にミルクを飲ませて、全身を綺麗に保ちました。そして、子猫達を安心させるために、ずっと喉をゴロゴロと鳴らし続けていたそうです。

ラルーは最初から養育主さんのことを信頼していて、養育主さんが子猫達を抱っこしても、決して怒ったりしませんでした。またラルーが休みを取りたい時は、養育主さんに子猫達を預けて、休憩することもあったそうです。

子猫達は愛情いっぱいのラルーのおかげで、安心して過ごすことができました。子猫達は毎日たくさんのミルクを飲んで、確実に体重を増やしていったそうです。

そして生後10日を迎えた子猫達は、ついに目を開き始めました。ラルーは成長を続ける子猫達のことをとても誇りに思っていて、いつも幸せそうな姿を見せてくれるそうです。

こうして産まれてくる子猫達のために安全な場所を探していたラルーは、優しい人達のおかげで暖かい家に辿り着くことができました。これからもラルーは大切な子猫達にたくさんの愛情を注ぎながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう