人生に、もふもふを。

「僕も家に入れて!」と窓越しにお願いしてきた子猫。保護から1ヵ月経つと、里親さんの心を支える存在に

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ある日、猫を多頭飼いしている家の庭に迷子の子猫の『ビンクス』が現れて、家の中に入りたそうに鳴いてきました。住人の女性はすぐに網戸を開けてご飯を食べさせると、ビンクスを家の中に入れてあげました。

「ビンクスは全身にノミがついていて、非常に痩せ細っていました。私はすぐにお風呂で身体を綺麗にして、ご飯と寝る場所を用意しました」と女性が言いました。

既にこの家には複数の猫が暮らしていたため、女性はビンクスを飼おうとは思っていませんでした。しかし、ビンクスのとっても愛らしい姿が女性の心をとりこにしたのです。

動物病院に行ったビンクスは獣医さんに隅々まで診てもらい、異常がないことを確認してもらいました。その後、ビンクスは正式に家族の一員として迎えられて、ずっとこの家で暮らすことになったのです。

新しい家がとっても気に入ったビンクスは、いつも優しい女性に抱きつきながら楽しい時間を過ごしていました。

そんな甘えん坊なビンクスですが、家に来てすぐに先住猫の『ニッケル』のことが大好きになりました。そして数日後にはニッケルの方も、ビンクスのことを完全に受け入れました。

16歳の老猫だったニッケルはビンクスにたくさんの愛情を注いで、共に行動するようになりました。いつも一緒のふたりはまるで親子のような関係になったのです。

しかし、ビンクスが保護されてから1ヵ月後、ニッケルはこの世を去りました。

「私はビンクスがこの家に来たのは偶然ではないように感じています。もしかするとニッケルがビンクスを呼び寄せて、自分がいなくなる前に全てを託そうとしたのかもしれません。」

「ニッケルはオスの猫でしたが、ビンクスにとってはお母さんのような存在でした。私はふたりが仲良く過ごしていた姿を一生忘れません。」

その後もビンクスは女性の元ですくすくと成長していきました。

「ビンクスが家に来てから半年が経ちました。彼はとても健康で、全身の毛がフワフワしています。私は彼がこれから先、どのように成長していくのかが本当に楽しみです。」

「ビンクスは私の恋人です。彼はニッケルを失った私を優しく癒してくれました。」

「私はビンクスとの出会いに不思議な力を感じています。彼は私に助けが必要な時に、この家に来てくれました。私は彼と出会えたことに心から感謝しています。」

こうして家の庭に現れたビンクスは、愛猫を失った女性の心を救いました。女性が言うように、もしかすると猫達には私達の知らない不思議な力があるのかもしれませんね。
出典:hrtofdixielovemeow

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