今から4年前のこと。アメリカのカリフォルニアに住むアシュリー・アレマンさんの家から猫の『ブーブー』が突然姿を消しました。アシュリーさんは街の中を数ヶ月も探しましたが、結局ブーブーを見つけることができませんでした。
ブーブーはとても冒険好きの猫でした。アシュリーさんの家族はブーブーを発見できませんでしたが、いつか必ず帰ってくると信じていたのです。
こちらが行方不明になる前のブーブーの姿です。ブーブーはオレオという大型犬に育てられた幸せな猫でした。
そして、4年後。
家族の元に保護施設『グエルフ愛護協会』から1本の電話が入りました。なんとブーブーがカナダのグエルフの街で発見されたと言うのです!
その街は自宅から4,300kmも離れた場所にありました。北海道の稚内市から沖縄の那覇市までの距離が約3,500kmなので、ブーブーはかなりの距離を移動していたことになります。
ブーブーは親切な住民によって、保護施設に連れて来られました。ブーブーは行方不明になっている間もずっと誰かに世話をされていたようで、健康状態がとても良かったそうです。
保護されたブーブーは、獣医さんのところでマイクロチップが発見されました。その後、施設のスタッフが登録されていた連絡先に電話をすると、アシュリーさんにつながったそうです。
アシュリーさんと家族は、ブーブーがカナダで見つかったことにとても驚きました。
すぐに施設に行きたかった家族ですが、家族はみんなパスポートを持っていなかったため、施設のスタッフがブーブーを車でニューヨークまで送り届けてくれることになりました。そして、アシュリーさんの母親が飛行機でニューヨークへと向かい、4年ぶりにブーブーと再会することができたのです!
ブーブーがどのようにして4,300kmもの道のりを移動したのかは誰にも分かりませんが、スタッフは「誰かの車の下に潜り込んだか、カナダに引っ越す人が連れて行ったのだろう」と考えているそうです。
こうして行方不明になったブーブーは、4年後に予想外の場所で発見され、無事に自宅に戻ることができました。長い旅を終えたブーブーは、再び優しい家族に囲まれながら、まったりとした毎日を送っていくことでしょう♪