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送る野良猫の母親から生まれた『チューリップ』は、幼い頃に多くの困難を経験しました。しかし、チューリップはいつも笑顔を絶やすことなく、大好きな家族にたくさんの幸せを届け続けているのです。
チューリップは2週齢の時にカナダのオンタリオ州の路上で発見され、地元の保護施設へとやって来ました。この時のチューリップは目に感染症を患っていましたが、そんな状況の中でも保護施設のスタッフがカメラを向けると、微笑みを返してくれたそうです。その写真はSNSに投稿されて、チューリップが生涯の家を見つけるためのとても重要な役割を果たしました。
チューリップが里子に出られるようになった頃、ジェンさんとクリスさんは飼い猫の『パインコーン』の友達を見つけるために、何ヶ月間もの間、猫を探していました。そしてある日、チューリップの微笑む顔がパソコン画面に現れたのです。「私達はチューリップの愛らしい笑顔に一瞬で惹きつけられました」とジェンさんが言いました。
夫婦は実際にチューリップに会う前に、家族に迎えるための申請をして、無事に承認されました。その後、夫婦がチューリップに会い行くと、チューリップが写真と同じ笑顔で微笑んでいることに驚いたそうです。
そして夫婦とチューリップは出会った瞬間に結ばれました。「私達はチューリップに会った瞬間、彼女の愛らしい容姿と性格に心を奪われました。」
夫婦がチューリップを自宅に連れて帰ってからも、チューリップは甘い笑顔を常に見せてくれました。
「私達は最初、写真のチューリップの笑顔はほんの一瞬のことだろうと思っていました。でも彼女の写真を撮り始めると、その笑顔が永遠のものだと分かりました。彼女の笑顔はいつもそこにあって、その笑顔が無くなることはありません。」
家に来た頃のチューリップには健康上の問題が少しありましたが、本人は「全てが大丈夫」と言っているかのように微笑んでいたそうです。
「私の現実的な部分は、チューリップの愛らしい白黒の模様が彼女を常に笑顔に見せているように思っています。そしてもう一方の私は、彼女が野良猫として生まれて、多くの困難を克服しながらこの場所に辿り着いたことを喜んでいるように思っています。」
現在、成猫になったチューリップはとても健康で、いつもオモチャで遊んだり、魚の水槽を鑑賞したりしています。また先住猫のパインコーンとも仲良くなって、毎日一緒に楽しい時間を過ごしているそうです。
「チューリップの愛らしい笑顔は、私達がどんな困難に直面した時でも物事を好転させる力を持っています。私達が彼女の笑顔無しに生きていくことは本当に難しいことです。彼女は私達の心の中に多くの笑顔と幸せを運んできてくれました。」
「彼女は本当にチューリップのようです。彼女はいつもこの家に、たくさんの花を咲かせてくれています」とジェンさんが嬉しそうに話してくれました。
出典：tulipthegremlincat／thedodo
