4月上旬のこと、1匹の野良猫が保護され、地元の保護施設へと連れて来られました。猫は他の動物に攻撃されていたところを救い出されました。
猫を受け取った施設のスタッフ達は、すぐに猫がひとりではないことに気づきました。「猫はミルクを出していて、子猫達を育てている最中だと分かりました。でも彼女のそばには子猫達はいませんでした」とスタッフは言いました。
スタッフ達はすぐに猫が保護された場所の近くに住む人達に、子猫達を見つけたら教えて欲しいと伝えました。
そして、その週の週末のこと、近所の人がトレーラーハウスの断熱材の中で鳴く、5匹の子猫の姿を見つけました。スタッフはすぐに現場へと向かい、無事に子猫達を保護することに成功しました。そして『トードルズ』と名づけた母猫の元に子猫達を連れて行ったのです。
トードルズは小さな鳴き声を聞くとすぐに目を覚まし、辺りを見渡し始めました。そしてスタッフ達が子猫達をトードルズのベッドに置くと、数回匂いを嗅ぎ、子猫達を慰めるかのように鳴き始めました。
出典:FAACAC
一方の子猫達もお母さんの匂いに気づき、1匹ずつ可愛い声で鳴いて、お母さんの腕にピッタリと寄り添いました。トードルズはすぐにベッドで横になり、愛情いっぱいに子猫達の世話を始めました。子猫達はお母さんと再会できたことが嬉しくて、すぐにミルクを飲み始めて、喉をゴロゴロと鳴らし始めました。
親子の再会の瞬間はこちら。
スタッフ達はこれで全ての子猫を救出できたと考えていました。しかしその日の夜に、緊急の連絡が入りました。6人目の子猫がトレーラーハウスで叫んでいるというのです。
スタッフ達が最後の子猫を助け出し、施設で待っていた親子に再会させると、子猫はすぐにお母さんのミルクを飲み始めました。「トードルズは6匹目の子猫が到着すると、とてもリラックスしたように見えました。」
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「子猫達は現在、経験豊富な養育主さんの元で成長を続けています。」
トードルズは大きくなるのに苦労していた子猫達を助けてもらい、とても嬉しく思っているようでした。養育主さんが子猫達に補助的にご飯を食べさせてあげると、子猫達は飛躍的に成長を始めたそうです。
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子猫達は生後約8週で、新しい人生のスタートに向けて準備を進めています。「私達の施設に一番初めに里親の申し込みがあったのは、トードルズと6匹目の子猫の『パーシー』でした。ふたりが最初に選ばれたのは、とても素晴らしいことでした。」
「きっと残りの子猫達もすぐに生涯の家を見つけて、いつまでも幸せな日々を過ごしていくことでしょう」とスタッフは嬉しそうに話してくれました。
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こうして困難な状況から助け出されたトードルズは、無事に子猫達との再会を果たすことができました。安全な場所で暮らし始めた猫の親子は、これから先もずっと愛情いっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:FAACAC/lovemeow