ある日のこと、男性が仕事をしていると、オフィスの近くから子猫の声が聞こえて来ました。男性が声をたどりながら子猫を探していると、オフィス横にあるゴミ捨て場の近くで幼い子猫を発見したのです。
子猫は助けを求めて鳴いていました。男性が手を差し伸べると、子猫は小さな手を懸命に伸ばし、しっかりと男性にしがみついてきたそうです。
男性は子猫を家に連れて帰りました。そして、子猫を助けてもらうために地元の保護施設『アガペ・フォスターズ』に連絡をしたのです。
出典:agape.fosters
連絡を受けたスタッフのダイアン・ヘルマーズさんは、すぐに施設を出ました。「私は子猫を引き取るために男性の家に向かいました。私が家に行くまでの間、衰弱した子猫は、男性とその家族によって素晴らしい看護を受けていました」とダイアンさんは言いました。
男性と家族は子猫を暖かいタオルで包み、ミルクを飲ませてあげました。その温かい行動が、弱々しかった子猫に命を吹き込んだのです。
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ダイアンさんが男性の家に着いた時には、子猫の状態は随分と安定していました。その様子を見たダイアンさんは「この子は生きることができる」と感じたそうです。
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その後、施設に着いた子猫は『オブライアン』と名づけられました。
「オブライアンは施設で数日間世話をした後、養育主さんの家に行きました。彼は後5〜6週ほどで里子に出る準備が整うことでしょう。」
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生後3〜4週目のオブライアンはとても元気に育っています。
「これまで人工哺乳を続けてきたオブライアンですが、そろそろ離乳食に切り替えることができそうです。彼は親切な男性に救い出され、元気を取り戻しました。彼は今、家の中を冒険するのが大好きです!」
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オブライアンは現在、たくさんの愛情を感じながら、すくすくと育っているそうです。
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こちらは愛らしいオブライアンの姿です。(動画)
こうして助けを求めていたオブライアンは、男性の優しさで命をつなぐことができました。もし男性の救助がもう少し遅れていたら、オブライアンはもうこの世にはいなかったかもしれません。男性のおかげで未来が大きく変わったオブライアンは、新しい里親さんの元で幸せな人生を送っていくことでしょう。
出典:agape.fosters/lovemeow