気温が氷点下を下回った日のこと、野良猫の『アガタ』が1人の女性に助けを求めるように近づいてきました。女性はすぐにアガタを保護すると、地元の保護施設へと連れて行ったのです。
しかし、残念なことに施設は既に保護猫達でいっぱいでした。そこで施設のスタッフは、養育ボランティアをしているジェニファー・アダムスさんに助けを求めたのです。連絡をもらったジェニファーさんは、アガタを快く引き受けてくれました。
ジェニファーさんはアガタの健康状態を診てもらうため、動物病院に行きました。そして、超音波とX線検査をしてもらうと、アガタのお腹に赤ちゃんがいることが分かったのです!
そして救助から10日後、ついにアガタの出産が始まりました。
最初に生まれてきたのは、茶色の毛の男の子でした。その後、すぐに3匹の子猫が生まれ、少しして1匹の子猫が産まれてきたそうです。5匹の茶色の子猫達はみんな男の子でした。
しかし、出産はそれだけではありませんでした。5匹の出産からしばらくすると、黒っぽい毛の子が産まれてきたのです! 最後の子は唯一の女の子でした。
アガサは全部で6匹の子猫を無事に出産しました。出産後、先に産まれた5匹のお兄ちゃん達は、最後に生まれた妹を守るかのように、妹の周りを取り囲んでいたそうです♪
アガタは今、温かくて安全な家の中で、子育てに全力を注いでいます。ここでは寒さに震えることもなく、天敵に襲われることもありません。また、ご飯の心配もいらないのです。
きっとアガタは助けてくれた人達すべてに感謝しながら、愛情いっぱいに子供達を育てていくことでしょう♪