超大型ハリケーン『イルマ』が発生する少し前のこと。マイアミに住む男性が母猫と一緒の幼い子猫を発見しました。
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「私の夫はオフィスの外で小さな子猫とその母親に出会いました。しばらくの間、母猫は子猫の世話していましたが、ある日突然姿が見えなくなりました」と妻のクシタさん(@Kushita)が言いました。男性はいなくなった母猫を探しましたが、結局見つけることができませんでした。
子猫のことが心配になった男性は、世話をするためにゆっくりと子猫に近づいていきました。子猫は人間を怖がっていましたが、同時に独りになりたくないという気持ちも強かったようです。
「子猫はとても臆病でしたが、次第に心を許してきました。私の夫は2〜3日で、子猫に近づくことができるようになりました。」
その直後、夫婦は超大型ハリケーンのイルマが自分達の住む街に近づいていることを知りました。夫婦はこのままでは子猫が危ないと思い、クシタさんに猫アレルギーがあるにも関わらず、子猫を世話することに決めたのです。
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「夫はすぐに子猫を自宅へと連れて帰ってきました。今、子猫はとても安全な場所にいます。私と子猫は昨日会ったばかりですが、丸一日が過ぎる頃には私に近づいてくるようになりました。子猫は夫のことを信頼していたため、新しい環境にもすぐに慣れました。」
夫婦は子猫の保護と同時に、新しい里親さん探しを始めました。幸いにも子猫に興味のある家族をすぐに見つけることができたそうです。
「ハリケーンが行き過ぎた後、子猫は生涯の家へと旅立って行きます。うちにいる時間はとても短いですが、子猫が少しでも快適に過ごせるように、しっかりと世話をしていこうと思います。」
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この夫婦の他にも迫ってくる嵐から野良猫を保護した優しい人がいます。フロリダに住む男性も、嵐の迫る中で1匹の子猫に出会いました。
「私の兄は仕事中に独りぼっちの子猫を発見しました。兄はイルマが通り過ぎるまで、子猫を自宅で世話することに決めました」と男性の弟(@SouthStar)が言いました。
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男性はその日、車の下で母親のいない子猫を見つけました。ハリケーンが近づいていることを知っていた男性は、子猫を家に連れて帰り、弟に世話の手伝いを頼んできたのです。
「子猫はとても活発で、家中を動き回り、大きな声でニャーニャーと鳴いてきます。兄は子猫のためにミルクや哺乳瓶を買ってきました。」
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「兄は子供の頃から動物への愛情が深く、弱った動物達を何度か自宅に連れ帰ってきました。残念ながら動物達は回復しないまま死んでしまい、兄が動物を連れて帰ることはなくなりました。でも今回は猛烈なハリケーンが接近していたため、とても切迫した状況でした。」
安全な家に保護された子猫は、すぐに家の中を歩き回るようになりました。そしてその日のうちに、家族に幸せそうな姿を見せてくれるようになったそうです。
「子猫はとても可愛らしくて、いつも私達の心を癒してくれます。」
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こうして独りぼっちだった子猫達は優しい人達のおかげで、危険な状況から助け出されました。きっと私達の知らないところでも多くの優しい人達が、危機に直面している動物達に温かい手を差し伸べていることでしょう。
もし同じような状況に遭遇した時、困っている動物達にぜひ手を差し伸べてあげてください。きっと助けてもらった動物達は、温かい行動に感謝して、たくさんの笑顔と喜びを届けてくれることでしょう。