フランシス・ラトナーさんは、愛らしい顔をした生後6ヶ月の子猫『プリンス・ピーチ・ブロッサム』のことが大好きです。ラトナーさんは愛するピーチのために、特別な宮殿を建てることを思いつきました。
ある雨の日のこと。その日、一日中予定が入っていなかったラトナーさんは、究極の宮殿作りを始めました。
ちょうどラトナーさんは引っ越したばかりで、たくさんのダンボールがあったため、それを上手く使うことにしました。ラトナーさんは早速、工業用のグルーガンを片手に、宮殿作りに没頭したのです。
それから数時間後。
ついに宮殿が完成しました! ラトナーさんはその完璧な仕上がりに、ピーチは絶対に喜んでくれると確信したそうです。
「この宮殿にはトンネルやバルコニー、8つの部屋があります。全ての部屋はつながっているため、玄関から入って、屋根裏部屋まで行くことができます」とラトナーさんは力説してくれました。
ラトナーさんは早速、完成した宮殿を使ってもらおうと、ピーチを部屋に招き入れました。するとピーチは各部屋を物珍しそうに探索し始めたのです!
窓から顔を出したり…
バルコニーで一休みするピーチを見ながら、ラトナーさんは大きな達成感に包まれました。
しかし! それは長続きしませんでした…
「ピーチは約10分間遊んだ後、宮殿を完全に無視しました。彼は宮殿が食べ物ではないことに気づいて、失望したのだと思います。」
ピーチは宮殿内を一通り探索すると、ガジガジし始めました。
そして、食べ物ではないことに気づいたピーチは、そっと宮殿を後にしたのです…(^_^;)
「宮殿はまだ新品同様です! これから彼が宮殿を壊す前に、1ヶ月ほど自分で眺めながら楽しもうと思います」とラトナーさんは気丈に話してくれました。
どうやらピーチは豪華な宮殿よりも、ラトナーさんと遊ぶ方が好きだったようです♪ (動画)
これから先、たとえピーチが宮殿を壊したとしても、ラトナーさんは気にしません。なぜならピーチは、ラトナーさんの王子様で、どんなにヤンチャをしても一瞬で許される存在だからです♪