ある晩のこと、アパートに住む女性とお隣さんが鳥のような鳴き声を聞きました。二人が辺りを調べると、草むらの陰に3匹の子猫を発見したのです。子猫達は生後1日ほどしか経っていないようで、まだへその緒がついている状態でした。
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二人は母猫が帰ってくるのを待ちましたが、結局現れませんでした。そのため女性は子猫を保護すると、獣医さんのところへと急いだのです。子猫達はかなり弱っていて、残念なことに2匹はしばらくして息を引き取ったそうです。
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女性は2時間おきにご飯を食べさせ、子猫の身体を温め続けました。また、獣医さんがアドバイスしてくれた通り、母親代わりのぬいぐるみを子猫のベッドに置いてあげました。
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しばらくすると子猫は自らご飯を求めてくるようになりました。また、子猫は目がまだ開いていないにも関わらず、身の回りを探索するようになったのです。
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「もうこの子は大丈夫」と確信した女性は、子猫に『リプリー』と名づけました。リプリーはその後もすくすくと成長していき、ついに目が開いたのです!
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リプリーは猫らしい行動をとるようになりました。その様子を見た女性は、どうして子猫は親に教わったわけでもないのに、毛づくろいをしたり、ストレッチをしたり、後ろ足で身体を掻いたりするのか不思議に思ったそうです。
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元気になったリプリーは、とてもヤンチャになってきました。
ある時はソファに挟まってみたり…
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ゴミ箱で遊んでみたりとイタズラし放題です!
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でも女性はリプリーの可愛い姿を見ると、どんなにイタズラも一瞬で許してしまうそうです。
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そんな優しい女性に甘やかされて育ったリプリーは、甘えん坊の猫に成長しました。今でも幼い頃から一緒のぬいぐるみが大好きで、いつもふたりで取っ組み合いをしているそうです。
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あっという間に1年が過ぎ、リプリーは1歳の誕生日を迎えました。お手製の猫用ケーキにロウソクを1本立てて、今日は楽しいお誕生日会です♪
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今ではすっかり貫禄の出たリプリーですが、昔と変わらず家族からたくさんの愛情を注がれて、とっても幸せな日々を送っているのです。
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こうして女性のおかげで危険な状態から復活を遂げたリプリー。あの頃の弱々しかった面影は、もうどこにもありません。元気いっぱいのリプリーは、これからも家族にたっぷりと甘やかされながら、家の中の王様として君臨し続けることでしょう。