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8年前に行方不明になった猫と再会した女性。涙を流しながら愛情いっぱいに抱きかかえる姿に思わず胸が熱くなる

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ある日、カナダのアルバータ州にある『サザン・アルバータ救急動物病院』に三毛猫が運ばれてきました。猫はひとりで街中を彷徨っているところを保護されました。

「猫は荒れた姿をしていて、長い間ひとりでいたのは明らかでした」と動物病院のスタッフがSNSに投稿しました。

しかし、その後すぐに分かったのは、猫が常に愛情に恵まれていなかったわけではないということでした。

行方不明になった猫出典:SaveVeterinary

猫はマイクロチップを持っていましたが、識別情報は『未登録』になっていました。スタッフ達は猫を探している家族がいるかもしれないと思い、家族を見つけるためにSNSなどで情報を共有しましたが、何日経っても猫を迎えに来る人は現れませんでした。

しかし、ある日ついに突破口が開かれたのです!

マイクロチップには情報が登録されていませんでしたが、スタッフ達はそのチップが約32km離れた保護施設『カルガリー・ヒューメイン・ソサエティ』で埋め込まれたことを特定することができました。

「私達は保護施設のスタッフ達から情報を得ることができました。そして私達は真実を知りました。」

猫の名前は『キャサリン』で8年前に行方不明になっていました。悲しみに暮れた飼い主さんは、既にキャサリンが亡くなってしまったのではないかと心配していました。

そんな中、ふたりはついに8年ぶりの再会を果たしたのです!

「この再会は私達が見た中で最も素晴らしい瞬間の一つでした」と動物病院のマネージャーのシェリル・ブラウンさんが言いました。

「キャサリンはお母さんの声を聞くとすぐにニャーニャーと鳴き始めました。それはまるですぐにお母さんを認識したかのようでした。そしてお母さんが部屋に入ってくると、キャサリンはすぐにお母さんの腕の中に溶け込みました。ふたりの間には愛情と歴史を感じることができました。その光景にスタッフ全員が涙を流しました。」

8年ぶりに飼い主さんと再会した猫出典:SaveVeterinary

キャサリンが長い間どこにいたのかなどを知ることは永遠にできないかもしれませんが、キャサリンが再び飼い主さんの元に辿り着いたきっかけがマイクロチップだということは明らかでした。

「マイクロチップを持っている猫は、持っていない猫と比べて家族と再会できる確率が高くなっています」と獣医のミシェル・バーチさんが言いました。

キャサリンのマイクロチップは情報が登録されていませんでしたが、最終的にその存在がキャサリンと家族を再会させる上で重要な役割を果たしました。そして8年ぶりに以前の生活を取り戻したキャサリンには、この先ずっと安全で幸せな毎日が待っているのです。

「ふたりはすぐに元の生活に戻ることでしょう。ふたりの絆は一目で分かるものでした。キャサリンは再び飼い主さんと会うことができて心から幸せそうでした」とシェリルさんが嬉しそうに話してくれました。

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