ピットブルの『オジー』は猫のことが大好きな犬です。オジーは今までずっと『猫との幸せな生活』を夢見てきましたが、残念ながらその生活を手に入れることはできませんでした。
今から数年前、オジーは大人2人と子供3人、そして猫の『ノーム』が暮らしている家にやって来ました。オジーはすぐにノームのことが大好きになり、かまってもらうために猛アタックを繰り返しました。
でも残念なことにノームはオジーに関心がありませんでした。
「ノームはいつもむっつりしていて、オジーのことを遠ざけているようでした」とジェニファーさんが言いました。
オジーはノームの気を引くことができず、少し悲しい気持ちになっていました。そのためオジーは猫を毛づくろいしたいという欲求を満たすために、ジェニファーさんの息子の足をいつもペロペロと舐めていたそうです。
オジーはとても面倒見の良い性格で、ベビーカーを見つけるとすぐに頭を入れて、赤ちゃんにキスをします。そんな優しいオジーの姿を見て、ジェニファーさんは「もし強盗が来たとしても、オジーは世話を焼いてしまいそう。きっと彼が力を貸そうとしない人や動物はいないでしょう」と冗談を言いました。
しかし、様々なものに愛情を注いでも、猫への強い想いを補うことはできませんでした。
そんなある日のこと、猫好きのオジーの夢が突然実現しました。
その日、ジェニファーさんがオジーと散歩をしていると、近所の路地で妊娠中の野良猫の『ウィニー』を発見しました。ジェニファーさんはウィニーや産まれてくる子猫のことが心配になったため、自宅で面倒を見ることに決めました。
そして、ウィニーは無事に5匹の子猫を出産しました。オジーはその日以来、まるで天国にいるかのように、幸せな毎日を送っているそうです。
オジーはまるでお父さんのように子猫達に気を配っています。子猫達が鳴くたびに心配して、慰めるためにペロペロと舐め始めるそうです。
一方の子猫達もオジーのことが大好きで、オジーの後をどこまでもついて行きます。そして、オジーにイタズラをして、オジーをさらに喜ばせているそうです♪
また、母猫のウィニーもオジーのことが大好きです。「ウィニーが休憩をとっている間もオジーが子猫達の世話をしてくれるため、彼女はとても感謝しているようです。」
ジェニファーさんは最初、全ての子猫を里子に出そうと考えていましたが、オジーの姿を見て考えが変わりました。オジーから完全に子猫を引き離すことができなくなったのです。
そこでジェニファーさんは子猫達が十分に成長した時、4匹の子猫を里子に出して、1匹の子猫を正式に家族に迎え入れました。また、ウィニーも里子に出さずに家族の一員に加えたそうです。
こうしてオジーが強く願っていた夢は現実のものとなりました。オジーは毎日、持てる全ての愛情を込めて、猫の親子をたっぷりと毛づくろいをしているそうです♪
「オジーの愛情は今も留まることを知りません」とジェニファーさんが嬉しそうに話してくれました。どうやらオジーの幸せな日々は、これから先もずっと続いていきそうですね(*´ω`*)
出典:Jennifer Lajeniss/thedodo
This post was published on 2024/05/14