人生に、もふもふを。

引き取り手が現れなくて寂しそうにしていた子猫。独りぼっちで保護された子猫と親友になると、毎日が幸せいっぱいに

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先月下旬のこと、兄弟が次々と生涯の家を見つける中、最後までケージに残された子猫がいました。子猫は里親さんに出会うことができず、独りぼっちになってしまったのです。

そんな子猫の話を聞いた保護施設『アニマルラバーズ・ドリーム・レスキュー』の養育ボランティアのナージャさんは、『エルシー』と名付けられた子猫を預かることを申し出て、車で保護施設に向かいました。「私は独りぼっちの子猫にとても弱いようです」とナージャさんが言いました。

ナージャさんの家にはエルシーと同じくらいの年齢の子猫がいて、エルシーと同じように友達を必要としていました。

約1ヶ月前のこと、三毛の子猫の『ティンズリー』がゴミ箱のそばで発見されて、家の中で新しい人生をスタートさせました。ティンズリーは生後3週間未満で、お腹が空いていて、全身が土で覆われていました。

ナージャさんはティンズリーをお風呂で綺麗にして、たくさんのミルクを飲ませました。

それから数日でティンズリーのお腹は丸くなって、好奇心が溢れ出してきました。またティンズリーはナージャさんにたくさん甘えるようになりましたが、それと同時に、一緒に遊んだり抱きしめたりすることのできる猫の友達を切望していました。

そんな中、ナージャさんは保護施設のスタッフからエルシーの養育ができるかを尋ねられて、すぐに預かることに決めました。

エルシーがナージャさんの家にやって来ると、すぐに新しい環境に慣れました。最初は少し内気だったエルシーでしたが、快適なベッドとたくさんの柔らかい毛布に幸せを感じて、ヌイグルミを抱きしめながら眠り始めました。

その後、エルシーとティンズリーがお互いに会う準備を整えると、ナージャさんは早速ふたりを対面させてみました。するとふたりはすぐに意気投合したのです。

ふたりはお互いの匂いを嗅いだ後、まるでずっと一緒にいたかのように、楽しそうに追いかけっこを始めました。そして遊び疲れると、ふたりはエネルギーを充電するために、寝心地の良いベッドで寄り添いながら丸くなりました。

エルシーはティンズリーの身体に腕を回し、ティンズリーが寄りかかってくると強く抱きしめました。

エルシーは新しい親友と一緒にいることで、安心感と居心地の良さを感じられるようになりました。またエルシーはティンズリーがナージャさんと交流する姿を見て、徐々にナージャさんのことを信頼するようになっていき、自信を持って家の中を歩き回れるようになったのです。

そしてついにエルシーが完全に自分の殻を破ると、たくさん話しかけてくるようになって、周りのことを気にせずに無邪気に遊び回るようになりました。

「ふたりは強い絆で結ばれています。ふたりはお互いに友達を探していたため、今はとっても幸せそうに過ごしています」とナージャさんが話してくれました。

ティンズリーはいつも活発で、家の中を歩き回ったり、キャットツリーに登ったり、ナージャさんが何をしているのかをチェックしたりしています。一方のエルシーはティンズリーから遠く離れることはなく、オモチャに向かって鳴いたり、全力で飛びついたりしています。

そんなふたりは一緒にナージャさんの膝の上に座って、背中を撫でられるのを楽しんでいるそうです。

またふたりが遊んでいない時は、居心地の良い毛布やキャットタワーの上で寄り添いながら、幸せそうに眠っているそうです。

ふたりはいつも一緒で決して離れることはありません。ナージャさんと保護施設のスタッフ達はこれからもずっとふたりが幸せに暮らせるように、ふたりを一緒に引き取ってくれる人を探していくそうです。

きっと愛らしいふたりの前には素敵な里親さんが現れて、いつまでもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:tiny.paws.fosterslovemeow

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