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生存率が非常に低かった病気の子猫。保護先で出会った猫からたくさんの愛情を注がれて、ついに快方へと向かい始める

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ある日、『プキニ』と名付けられた子猫が母親や兄弟と一緒に保護施設に運ばれてきました。プキニの身体は非常に小さく、兄弟の半分ほどの大きさしかありませんでした。また、プキニを受け取ったスタッフ達は、プキニが他の子猫とは少し違っていることに気づきました。

その後、施設で養育ボランティアをしているクリステル・ウォルドロンさんが、プキニ達の養育を引き受け、自宅へと連れて帰りました。プキニはとても小さな身体をしていましたが、生きようとする強い意志を持っていました。

プキニは目に感染症を患っていて、生まれた時から足に障がいがありました。「プキニは足にハンデがあったため、兄弟のようにミルクを飲むことができませんでした。そのため彼女が十分に強くなるまで、3週間ほど人工哺乳を続ける必要がありました」とクリステルさんが言いました。

その後、プキニが歩けるようになるまでにはさらに多くの時間が必要でした。しかし、プキニは決して諦めず前に進み続けました。

最初は生存率が非常に低く、獣医さんに「あとどのくらい生きられるか分からない」と言われたプキニでしたが、その強い意志とクリステルさんの看護で何とか命をつなぐことができました。

「プキニは自分が他の子猫と違っているとは思っていません。彼女は信じられないほど甘く、私や夫に寄り添いながら眠るのが大好きです。」

プキニの兄弟と母親が里親募集を始めた時も、プキニはまだ健康上の問題を抱えていたため、クリステルさんの家に留まる必要がありました。クリステルさんはプキニが寂しさを感じないように、先住猫の『ペニー』を紹介しました。するとふたりはすぐに強く結ばれたのです。

ペニーもプキニと同じように障がいを抱えた猫です。「ペニーは1歳4ヶ月の時に喉頭麻痺を発症し、呼吸ができるように手術をする必要がありました。」

そんなペニーですが、プキニに出会った瞬間からまるで母親のように優しく接し始めました。プキニの方もすぐにペニーのことが好きになり、いつもペニーの後を追いかけて、全てのことをマネするようになりました。

その後もプキニは何度も動物病院に通い、獣医さんの検査を受けました。そしてプキニに脊髄奇形と視力に問題があることが分かったのです。その後、獣医さん達が治療法を探している間、プキニは抗炎症薬の服用を続けました。

小さな身体で治療を続けるプキニですが、いつもそばにはペニーの姿がありました。ふたりはほとんどの時間を一緒に行動していて、誰にも切り離すことができないのです。

それからしばらくの間、プキニは不安定な状態が続き、体調が前進と後退を繰り返していましたが、プキニは決して諦めることなく戦い続けました。

クリステルさん達が検査の結果を待っている間も、プキニはたくさんの愛情をペニーに注がれました。するとプキニの症状は改善し始め、みんなを驚かせたのです。

プキニは足に力を入れられるようになり、他の子猫と同じように遊ぶことができるようになりました。プキニは部屋中でオモチャを追いかけ回し、毛布を幸せそうにこねるようになりました。

そして遊び疲れるとプキニはいつもペニーのところに行って、幸せそうに寄り添い始めるのです。

「プキニはペニーのおかげでより良い方向へと向かい続けています。彼女は親しい人達と一緒にいるのが好きで、ペニーに毛づくろいされるのが大好きです。私達は彼女の未来に期待しています」とクリステルさんは話してくれました。

こうして多くの問題を抱えていたプキニは、ペニーや周りの人達のおかげで快方へと向かい始めました。プキニは大好きなペニーの愛情を全身で受け取りながら、確実に前に進み続けているのです。
出典:acleverkittenlovemeow

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