人生に、もふもふを。

長い間、厳しい野外の環境の中を生き抜いてきた猫。保護先で出会った女性の膝に幸せを感じ、生涯一緒にいることを決める

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猫の『フェタ』は厳しい野外での生活に苦労しながら、これまでずっと必死に生きてきました。フェタはある日、ご飯を求めて野良猫のコロニーに迷い込み、そこで他の猫の攻撃を受けて怪我を負ってしまいました。

そんなフェタを見つけた女性は、フェタのこれからの人生を変えるために、地元の保護施設へと連れて行きました。フェタは既に路上での生活に別れを告げる準備が出来ていたようで、雨風をしのげる屋根と好きなだけ食べることのできるご飯、そして寝心地の良いベッドが置かれた場所に大きな幸せを感じました。

フェタは獣医さんの治療と保護施設のスタッフ達のケアで、徐々に身体を回復させていきました。また人間の優しさを感じたフェタは、少しずつ自分の殻を破っていき、人間とのやりとりを楽しむようになっていったのです。

そして里子に出る準備を整えると、フェタは猫カフェ『ブラック・キャット・マーケット』に移されました。フェタはこれまでずっと過酷な環境の中で生活してきたにもかかわらず、とても甘い性格で、広い心を持っていました。

猫カフェに到着したフェタが内気な子猫の姿を見つけると、まるで自分がやるべきことを知っているかのように、子猫にピッタリと寄り添いました。

「フェタは全身が荒れていて、少し悲しそうに見える時があるかもしれませんが、実際はとっても甘く、撫でられたり抱きしめられたりするのが大好きです」と猫カフェのスタッフが言いました。

数日後、猫カフェを訪れたアシュリーさんが、愛らしいフェタの姿に一目惚れしました。フェタは悲しげな瞳でアシュリーさんのことをじっと見つめると、真っ直ぐに向かってきてアシュリーさんの膝に手を掛けました。

完全にフェタに心を奪われたアシュリーさんは、すぐに里親になるための申し込みをしました。その後、猫カフェを後にしたアシュリーさんでしたが、フェタのことが片時も頭から離れませんでした。

「私は里親に選ばれなかった時のことを考えて、数日後にもう一度フェタに会いに行きました。そして私が彼の姿を見つけると、彼も私に気づいたようで、キャットツリーを降りて私の膝の上に乗ってきました。その瞬間、彼が私のことを選んでくれたように感じました」とアシュリーさんが言いました。

その後、正式にアシュリーさんがフェタの里親に決まり、アシュリーさんはフェタを自宅へと連れて帰りました。これまでずっと路上を彷徨い歩いていたフェタは、ついに生涯の家に辿り着くことができたのです。

「フェタは家に着いた後、1週間ほど掛けてじっくりと家の中を探索し、新しい環境に落ち着きました。彼はとても食欲が旺盛で、私がキッチンに行くと、いつも私の足元に現れます。」

またフェタはかなりのお喋り好きだということが分かりました。フェタはいくつもの鳴き声のレパートリーを持っていて、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話し掛けてきました。

さらにフェタはアシュリーさんと一緒に昼寝をするのが大好きで、アシュリーさんに向かってゆっくりと瞬きしながら愛情を伝えて、柔らかいものを幸せそうにこねているそうです。

「食欲旺盛なフェタは、私の食べ物をコッソリと食べようとしていることがあります。また彼は大きな白いクッションの上で昼寝をするのが大好きです。ちなみにそのクッションは彼が自分のものだと主張したため、私はもう座ることができません。」

「フェタは昼寝とオヤツの間にリビングの大きな窓から鳥やリスを観察するのも好きです。彼はとっても好奇心が旺盛で、室内での生活を存分に楽しんでいます」とアシュリーさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして長い間厳しい環境の中を生きてきたフェタは、優しい人達のおかげで大きく変わることができました。フェタは今の生活を心から愛していて、幸せいっぱいの毎日を送っているのです(*´ω`*)
出典:sprinkle.of.fetalovemeow

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