人生に、もふもふを。

本来の4分の1の大きさで保護された子猫。決して諦めなかった女性のおかげで死の淵から蘇り、幸せな子猫へと成長する

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ある日、オーストラリアのブリスベンの保護施設『ベスト・フレンズ・フィーラインズ』に、緊急の助けを必要としている子猫についての連絡が入りました。子猫は身体が非常に小さく弱々しかったため、母猫にほとんど育児をしてもらえていませんでした。

話を聞いた保護施設のスタッフ達はすぐに現場に向かうと、保護した子猫を救急動物病院へと連れて行きました。子猫にはほとんど力が残っておらず、スタッフの手の中で静かに横になっていました。

「私達は子猫に『ヘンリー』と名づけ、彼のために最後まで戦うことを誓いましたが、彼自身も戦う必要がありました」と保護施設のニッキさんが言いました。

ヘンリーは生後約4週でしたが、体重が僅か110gで、本来の体重の4分の1ほどしかありませんでした。「ヘンリーは重い病気を患っていて、脱水症状に陥っていて、衰弱し、非常に無気力でした。」

ヘンリーを診察した獣医さんは、ヘンリーの状態が非常に厳しく、生き残れる確率が非常に僅かだと言いました。「私達はほんの少しでも可能性があれば、あらゆる手を使って彼の命をつなぐことを心に決めていました。」

その日のうちにヘンリーは、幼い子猫を専門に養育しているジルさんの家に移されました。ジルさんはすぐにヘンリーの世話を始め、一日中つきっきりで看護を続けました。

そんなジルさんのおかげでヘンリーは何とか峠を越えることができ、少しずつ体重を増やし始めました。そしてヘンリーの状態は日に日に快方へと向かっていき、徐々に身体が膨らみ始めたのです。

「ヘンリーの世話を始めてから5日後、私達はヘンリーの母親と兄弟を保護することに成功しました。」

ヘンリーは一日中ジルさんにサポートしてもらいながら、病気や胃の問題と戦い続けました。ヘンリーはとても小さな身体をしていましたが、決して諦めることなく戦い続け、哺乳瓶からたくさんのミルクを飲んで、全ての困難に立ち向かいました。

「ジルさんは決してヘンリーのことを諦めず、獣医さんの元を何度も訪れました。ジルさんはほとんど睡眠を取れない日々を過ごし、時には全く眠ることができない日もありました。」

そんなジルさんのおかげで随分と元気を取り戻したヘンリーは、自分の足の使い方を理解し、身の回りの探索に出かけるようになりました。

そしてヘンリーが1ポンド(約453g)を越えた時、ジルさんはもうヘンリーが大丈夫だと感じ、安堵のため息をつくことができたのです。

「ヘンリーは無事に危険な時期を脱し、完全な回復に向かって歩み続けています。私達はヘンリーが良い方向へと向かっていることに心から喜びを感じています。」

「ヘンリーがここまで来るには、本当にジェットコースターのような日々が続きました。彼の状態は非常に不安定でしたが、たくさんの愛情と適切なケアで無事に元気を取り戻し、ゆっくりと成長しながら、愛らしい個性を開花させることができました。」

ヘンリーはとても忍耐強く、穏やかな子猫です。ヘンリーは遊ぶのが好きですが、人間のハグを一番愛していて、腕の中に入るとすぐに大きな音で喉を鳴らし始めます。

「ヘンリーはその強い意志で全ての問題を乗り越え、私達のことを驚かせ続けてきました。彼は今、兄弟のケリーと一緒に生涯の家で暮らしています。ヘンリーは新しい家族からたくさんの愛情を受け取りながら、幸せいっぱいの毎日を送っています」とニッキさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして優しい人達の力を借りて死の淵から蘇ったヘンリーは、幸せな毎日を手に入れることができました。ヘンリーはこれからも温かい愛情を感じながら、いつまでの幸せな毎日を過ごしていくことでしょう。
出典:BestFriendsFelineslovemeow

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