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子育てが出来なくなった母猫に代わり、子猫達の世話を始めた保護猫。たくさんの温かい愛情で、幸せな子猫へと成長させる

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ある日、ニューヨークの保護施設『リトル・ワンダラーズ』の元に、妊娠中の猫についての連絡が入りました。

「猫は2年前から公営住宅の敷地内に住んでいました。猫は以前、家猫として暮らしていましたが、飼い主さんが亡くなった時から野外で暮らすようになりました。猫は唯一の家だった場所から離れようとせず、ずっと公営住宅の敷地内で暮らし続けていました」と保護施設のスタッフが言いました。

猫は『ノルウェー』と言う名前で、保護活動を行なっている人達に助け出されるまで、野外を彷徨い歩いていました。ノルウェーを保護した人達は安全な場所で子育てが出来るように、保護施設に助けを求めました。

ノルウェーは保護から2日も経たないうちに子猫達を産みましたが、出産時に強いストレスを抱えてしまいました。そのためノルウェーは非常に攻撃的になり、子猫達を育てようとはしませんでした。「獣医さんによる緊急検査の後、ノルウェーのストレスが大き過ぎたため、彼女から子猫達を分離することを提案されました。」

スタッフ達はノルウェーを養育主さんの元に預けて、子猫達を24時間世話することのできる人を探し始めました。

その話を聞いた養育ボランティアのタイロンさんとミーガンさん夫婦は、子猫達を養育することを申し出ました。夫婦の家には別の場所で保護された母猫の『マンディー』がいました。マンディーが産んだ7匹の子猫達は既に離乳していて、独り立ちできるほどの大きさに成長していました。

その後、マンディーがノルウェーの子猫達に出会うと、すぐに子猫達の元へと駆け寄って、たくさんの愛情を注ぎ始めました。

「私達の施設には素晴らしい養育ボランティアさんがたくさんいますが、やはり子猫達にとって一番良いのは猫のお母さんに育てられることです。私達は生まれたばかりの子猫達をマンディーの力を借りながら育てていくことに決めました。」

「マンディーはすぐに子猫達の毛づくろいをして、ミルクを飲ませ始めました。その幸せそうな姿に私達は思わず泣いてしまいました。」

タイロンさんとミーガンさん夫婦は子猫達を健康な状態に保ち、体重を確実に増やしていくために子育てのサポートを続けました。しかし、夫婦の最善の努力と獣医さんの治療にもかかわらず、2匹以外の子猫は命をつなぐことができませんでした。

「生き残った2匹はどちらも女の子です。私達は危険な状況を乗り越えたふたりに、『イオタ』と『ムー』と名づけました。」

子猫達はその後、日に日に好奇心が増していき、力強くなっていきました。しばらくすると子猫達は離乳食を食べ始めましたが、まだ完全に乳離れが出来ていないため、マンディーお母さんのミルクをオヤツとして飲んでいるそうです。

一方、夫婦は命をつないだ子猫達が確実に成長を続けていることに喜びを感じています。タイロンさんは時々ギターを持って部屋に入り、猫の親子に歌を聴かせているそうです。また夫婦は子猫達が新しいことができるようになるたびに、みんなで一緒にお祝いをしているそうです。

「子猫達の生みの親のノルウェーは現在、素敵な養育主さんの家でリラックスしながら過ごしていて、毎日ベッドの上で養育主さんに寄り添っています。」

ノルウェーはすっかり人間との生活に順応していて、無事に生涯の家に行く準備を整えることができたそうです。

そして、ノルウェーから生まれたイオタとムーは、優しい夫婦やマンディーお母さんの力を借りながら、新しい人生を歩み始めたのです。

「とても厳しい状況にあった子猫達ですが、みんなの力が奇跡を起こしました。私達はいつも猫達に驚かされていて、猫達の幸せそうな姿にたくさんの力をもらっています」と保護施設のスタッフが話してくれました。

きっとみんなの力で命をつないだ子猫達は、これからも安全な家の中で幸せに暮らしながら、明るい未来に向かって歩み続けていくことでしょう。
出典:littlewanderersnyclovemeow

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