ある日、ノルウェーに住むアレキサンダー・フレドリクセンさんと妻は、家の庭で1匹の猫を見つけました。夫婦はその猫が愛猫にとても似ていると感じました。
「猫はあまりご飯を食べていなかったようで、ガリガリに痩せ細っていました」と夫婦が言いました。
夫婦は隣の住人と一緒にご飯の世話をしながら、SNSやチラシを使って飼い主さんを探し始めました。しかし結局、猫の飼い主さんが見つからなかったため、夫婦は猫を保護することに決めました。
「私達は猫を動物病院に連れて行って、健康診断とマイクロチップの確認をしてもらうことにしました。」
獣医さんに隅々まで診てもらった猫でしたが、身体からマイクロチップは見つかりませんでした。そのため夫婦は猫を自宅に連れて帰り、家族に迎えることに決めたのです。
「私達は猫の身体を洗い流し、いくつかのダニを取り除かなければなりませんでした。でも、お風呂から上がるとすぐに、彼はとっても幸せな猫へと生まれ変わりました。」
夫婦は猫に『シンバ』と名づけました。
夫婦の家には元々『ナラ』という名前のフワフワの猫が住んでいました。ナラはシンバのことがとても気に入ったようで、自分のお気に入りの場所にシンバを案内するようになったそうです。
「ナラは私達の大切な女王様です。彼女はいつも他の猫が自分の芝生に足を踏み入れると、とても機嫌が悪くなります。でもシンバが同じことをしても全く気にしませんでした。」
「1歳のシンバはとても好奇心旺盛でお茶目な性格です。時々シンバはナラにイタズラをしますが、ナラはシンバのことをいつも許しています。どうやらナラはシンバのことを弟として認めているようです。」
下の写真の左がナラで、右がシンバです。夫婦はふたりの容姿がとても似ていると感じていて、「まるでシンバはナラの男性版みたい」とよく言っているそうです。
「元気いっぱいでヤンチャなシンバは、いつも子猫のように行動します。その姿は私達にナラが1歳だった時のことを思い出させ、幸せな気持ちにさせてくれます。」
「シンバはナラと同じように足が白く、襟などもよく似ています。もしかすると迷子だったシンバは、ナラを自分の兄弟のように感じて、家の庭に姿を現したのかもしれません。」
「私達は今、シンバとの暮らしに心から喜びを感じています!」
こうしてとても痩せ細っていたシンバは、新しい家で元気を取り戻すことができました。そしてシンバを迎えた優しい夫婦も、とっても仲良しなナラとシンバの姿に最高の幸せを感じているのです。
これからも夫婦と猫達は毎日に幸せを感じながら、楽しい時間を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:living_with_nala/lovemeow