人生に、もふもふを。

最初は黒白のハチワレ柄だった猫さん。1歳を迎えた頃から徐々に柄が変化し始め、美しい斑点模様の猫へと変わる!

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まだ幼かった頃の猫の『エリー』は、黒白のハチワレ柄の猫でした。しかし、生後1年を迎えた頃から徐々に別の柄へと変わり始めたのです。

ドイツに住むニコルさんと家族は、エリーが生後4ヶ月だった時に地元の農場で出会いました。迷子になっていたエリーと姉妹はお互いに体調を崩していて、獣医さんによる治療を必要としていました。

「姉妹は共に耳ダニと感染症のため、非常に衰弱していました。私達は苦しむ姉妹を放っておくことができず、2匹とも自宅に連れて帰りました」とニコルさんが言いました。

その時のニコルさんはちょうど猫を家族に迎えようと考えていましたが、まさかこのような形で猫を迎えることになるとは思ってもいませんでした。

家族は姉妹を優しく世話して、たくさんの愛情を注ぎ続けました。そのおかげで姉妹は再び健康な状態へと戻ることができたのです。姉妹は両方ともハチワレ猫で、容姿がとてもよく似ていました。

エリーは最初から人間好きの愛情豊かな猫でした。「エリーはとってもお茶目で、時々犬のような仕草を見せることもありました。」

それから9ヶ月後、ニコルさんはエリーの毛に小さな白い斑点を見つけました。ニコルさんはその時、エリーの身体に何かが起こっていることに気づきました。

「エリーの白い斑点は、その時まではありませんでした。私は最初、それが羽毛だと思って取り除こうとしましたが、それがすぐに彼女の毛だと分かりました。」

さらにそれから数ヶ月の間に、エリーの白い毛は全身に広がっていきました。

ニコルさんは色が変わった原因を知るために、エリーを動物病院へと連れて行きました。そしてエリーが『尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)』と呼ばれる珍しい状態だということが分かったのです。

白斑は人間の世界にもある病気ですが、動物の世界で発症するのはとても珍しいことでした。徐々に白斑の症状が現れてきたエリーですが、健康上の問題は無く、いつも元気に過ごしているそうです。

最初の斑点が現れてから1年後、エリーの全身には雪のような綺麗な模様ができました。エリーの容姿はこの期間で随分と変わりましたが、エリーは全く気にすることなく毎日を楽しんでいるそうです。

エリーは素敵な個性と愛らしい性格を持った猫です。そんなエリーの好きなことの1つは、窓やドアの上に登って、家族を監視することだそうです。

「エリーはまるで小さなフクロウのようです。」

エリーはニコルさんの行動の全てが気になるようで、いつも後を追いかけながら、興味津々の表情でニコルさんの様子をうかがっているそうです。

そして現在、エリーが家に来てから数年が経ちましたが、エリーは今もとても健康で、幸せで、いつも愛らしい姿をたくさん見せてくれているそうです♪

「エリーはとっても可愛い子です。彼女の毛は今も毎日変わり続けています」とニコルさんが話してくれました。

こうしてハチワレ柄で生まれたエリーは、子猫時代をその容姿で過ごしました。そして現在、エリーは珍しい柄の猫へと生まれ変わり、毎日の生活を存分に楽しみながら、大好きな家族と一緒に幸せな時間を過ごしているのです。
出典:elli.vitiligolovemeow

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