ある日、メキシコに住むエヴィ・ポバーさんが地元の保護施設「Coco’s Animal Welfare」で犬の『エスペランサ』と出会いました。エスペランサはケージの中で、幼い子猫達にミルクを飲ませていました。
エスペランサは少し前まで自分の子供達を育てていました。しかし、生まれた子犬を早く売りたいというブリーダーによって、子供達と離ればなれになってしまったのです。
その後、保護施設よって助け出されたエスペランサですが、子供達との別れが辛く、悲しみに暮れていました。そんなエスペランサのために、施設のスタッフ達は母親のいない子猫達を会わせてみたのです。するとエスペランサはすぐに子猫達を抱きかかえて、毛づくろいを始めました。
エスペランサには心を満たしてくれる家族が必要でした。
エスペランサはとても思いやりがあり、我が子のように子猫達を見守り続けました。一方の子猫達も犬のお母さんが大好きで、エスペランサがケージの外で休憩していると、お母さんの温もりを求めて鳴き始めたそうです。
エスペランサは幼い子猫達に愛情を注ぐことで、徐々に悲しみの中から立ち直っていきました。そして、子猫達もエスペランサのおかげで命をつなぐことができたのです。
その後、子育てが終わったエスペランサは、エヴィさんの家へと引き取られていきました。
「私達が保護施設を訪れた時、保護犬を連れて帰るつもりはありませんでした。しかし、エスペランサの優しい姿を見て、その考えは大きく変わりました」とエヴィさんは言いました。
新しい家で暮らし始めたエスペランサは、毎日を幸せいっぱいに過ごしています。エスペランサはエヴィさん一家にたっぷりと愛情を注がれながら、新しい生活を存分に楽しんでいるのです。
こうしてエスペランサは子猫達に希望を与え、子猫達はエスペランサに希望を与えました。『エスペランサ』はスペイン語で『希望』を意味する言葉だそうです。安全な家に迎えられたエスペランサは、これからも優しい家族にたくさんの希望を与えながら、幸せいっぱいに暮らしていくことでしょう(*´ω`*)
出典：Evi Pover／lovemeow
This post was published on 2019/03/15