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後ろ足を動かせず、歩くことのできなかった子猫。優しい少年と彼が作った車椅子のおかげで、幸せな毎日を送り始める

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ブラジルに住む9歳のジョアン君は、動物が大好きな男の子です。そんなジョアン君の元に、近所で保護された子猫達の話が伝わってきました。ジョアン君は母親と一緒に子猫達に会いに行くことに決めましたが、子猫達に会う前から興奮が止まらなかったそうです。

抱っこされる子猫出典:Rogeria Bello Corazza (lovemeow)

それから2日後、子猫達に会ったジョアン君は1匹の子猫に目がとまりました。その子猫は後ろ足を動かすことができず、移動するのにも苦労していました。

他の子猫達が部屋の中を走り回っている間も、ジョアン君はその子猫のことをじっと見守り続けていました。「ジョアンは他の子猫達と一緒に遊べない子猫の姿を見て、とても悲しそうにしていました」と母親のホジェリア・ベッロ・コラッザさんは言いました。

ジョアン君は子猫と出会った瞬間から、自分がやるべきことを分かっていました。ジョアン君はその子猫を引き取ると、その日のうちに自宅へと連れて帰ったのです。

持たれる子猫出典:Rogeria Bello Corazza

帰宅したジョアン君は、子猫用のオーダーメイドの車椅子を作るために、すぐにブレインストーミングを始めました。ジョアン君は子猫が自由に動き回り、他の子猫のように遊び回れる方法を見つけたかったのです。

ジョアン君は友人の助けも借りながら、車椅子のパーツを集め始めました。子猫はまだ2〜3週齢ほどだったため、両手に収まるほどの大きさでした。ジョアン君はそんな小さな子猫に合うパーツを探してきて、子猫にピッタリと合うかを何度も確認しました。

歩き始めた子猫出典:Rogeria Bello Corazza

その後、パーツを組み合わせたジョアン君は、さっそく子猫に装着して、ちゃんと動けるかを確認しました。

「子猫は最初、少し戸惑っていましたが、数分後にはひとりで歩き始めました。ジョアンのアイデアはとても上手くいき、最初のトライで子猫は移動することができました。」

初めて車椅子を身につけた時の様子はこちら。

子猫の様子を周りで見ていた人達は、子猫が部屋の中を動き回る姿を見て興奮していました。ジョアン君も子猫が歩けたことに幸せを感じて、笑顔がずっと止まらなかったそうです。

「ジョアンは子猫が自由に動けたことを、心から喜んでいました。彼はとても優しい子です」とホジェリアさんは嬉しそうに話してくれました。

持たれる子猫出典:Rogeria Bello Corazza

ジョアン君は子猫のことが大好きで、子猫もジョアン君のことが大好きです。ふたりはいつも一緒にいながら、楽しい毎日を過ごしているそうです。

幸せな子猫と男の子出典:Rogeria Bello Corazza

こうして後ろ足を動かすことのできなかった子猫は、ジョアン君との出会いで運命が大きく変わりました。これからも子猫はジョアン君にたくさんの愛情を注がれながら、いつまでも幸せに暮らしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rogeria Bello Corazza/lovemeow

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