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街灯の下で助けを求めて鳴いていた子猫。保護主さんの優しさに愛情を感じた瞬間、幸せそうに喉を鳴らし始める

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ある日、コートニー・ベイリーさんが駐車場の街灯の下で、小さな子猫を発見しました。

「私は今から2ヶ月ほど前に、迷子の『リース』を見つけました。彼女は病気を患っていて、必死に助けを求めて鳴いていました」とコートニーさんは言いました。

コートニーさんはリースに近づこうとしましたが、リースは恐怖のあまり固まってしまいました。「リースが触らせてくれるまでには、しばらく時間がかかりました。でも私に気を許してくれると、すぐに鳴くのを止めて喉を鳴らし始めました。」

リースはガリガリに痩せ細っていて、体重は680gほどしかありませんでした。リースはひどい脱水症状に陥っていて、重度の眼感染症と尿路感染症を患っていました。

コートニーさんは丸一日を費やして、リースの脱水症状を回復させ、美味しいご飯でお腹を満たしました。またリースに目薬をさすと、翌日には随分と良くなっていたそうです。

「私はリースの全身を綺麗にすることにしました。私が彼女をお風呂に入れると、一瞬でお湯が灰色に変わりました。」

その後、リースの体調が良くなってきたと感じた時、突然リースの活動が停止してしまいました。リースは食べたり飲んだりできなくなり、急速に衰弱していったのです。

命の危機を感じたコートニーさんは、ある決心しました。それはリースの命を救うために、持てる全ての力を注ぐことでした。「私はリースを失ってしまう恐怖を感じながら数日間過ごしました。でもリースは私に自分がどれくらい強いかを教えてくれました。」


コートニーさんは夜もほとんど眠らずにリースにご飯を食べさせ、薬を飲ませ、看病を続けました。するとある日、コートニーさんが薬の準備をしていると、突然リースが歩き始めたのです。

「とても弱々しい足取りでしたが、リースは自分の力で歩き始めました。そして数日後には私の後を追うようになり、再びひとりでご飯が食べられるようになりました。」

そんなリースの姿を見て、家族全員が喜びに包まれたそうです。

その後もコートニーさんの看病のおかげで、リースは日に日に良くなっていきました。「徐々にリースの目が輝き始め、エネルギーが溢れてきました。そして、体重も確実に増えていきました。」

「毎朝、私の目覚めと同時にリースも起き上がって、愛らしい姿で伸びをします。そして私が1日の準備を始めると、彼女はいつも私の後を追って洗面所にやって来ます。」

「どうやらリースは私のアラームが鳴ると、目を覚ます時間だと理解したようです。現在、私がアラームで起きない時は、彼女が私のことを起こし始めます。」

その後コートニーさんは元気になったリースを先住猫と先住犬に会わせてみました。すると先住猫の『シリ』はリースのことをとても気に入ったようで、すぐに自分のベッドにリースを連れて行ったそうです。

「ふたりはお互いに最高の家族を見つけました。シリはリースのことを大切にしていて、同居犬が近づいてくると遠ざけようとします。」

「リースは家の中を歩き回るようになり、色々なオモチャで遊ぶようになりました。また私達の夕食にも参加してきて、食卓で楽しそうに遊ぶこともあります。」

そして保護から1ヶ月後。リースの大きさは倍になり、個性が開花しました。すっかり家に馴染んだリースは、コートニーさんの家を完全に支配しているそうです。

保護された時はとても弱々しかったリースですが、コートニーさんのおかげで、こんなにフサフサの美しい子猫に生まれ変わりました。

「リースはいつも私の周りにいて、楽しそうに過ごしています。私はいつも彼女の姿を見ながら、幸せな気持ちに包まれています」とコートニーさんは話してくれました。

こうしてコートニーさんはリースに全ての力を注ぎ、弱々しかったリースの命をつなぎました。リースはコートニーさんに助けてもらったことを知っていて、いつもたくさんの「ありがとう」を伝えているのです。
出典:torbiereeselovemeow

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