ある日、イギリスのアクリントンに引っ越したばかりの猫『チャーリー』が、自宅から姿を消しました。家族は慌てて家の周りを探し回りましたが、結局チャーリーを見つけることができませんでした。
それから2週間後のこと。アクリントン駅に停車した電車から1匹の猫が降りて来ました。
その様子を見ていた男性は、すぐに保護施設『イースト・ランカシア・キャッツ』を運営するアンディ・リチャーズさんに電話をかけました。
「電車に乗っていた私の友人から、”猫が電車から降りて、アクリントン駅のホームに座っている”という連絡がありました。私は電車の近くに猫を残しておけなかったため、キャリーケースを持って駅に猫を迎えに行きました」とアンディさんは言いました。
その頃、駅では駅員さんが猫を見つけ、保護していました。「私達はホームでたたずむ猫を発見しました。すぐに事務所に連れて行くと、猫は切符売り場でスタッフの仕事を監督し始めました」と駅員のスティーブンさんは言いました。
その後、駅に着いたアンディさんは猫を引き取り、動物病院に連れて行きました。そして、健康状態を診てもらい、マイクロチップをスキャンしてもらったのです。
マイクロチップには、アクリントンから60kmほど離れたウォリントンの住所と連絡先が登録されていました。しかし、残念なことにその住所には既に誰も住んでいなかったのです。
そこでアンディさんは、誰かが猫に気づいてくれることを願って、Facebook上にチャーリーの写真を投稿しました。すると別の保護施設を運営する友人から「それはチャーリーです!」と返信があったのです。
「チャーリーはコルネ駅からアクリントン駅まで電車に乗ってきたそうです。その間には7つの駅があります。偶然か必然かは分かりませんが、私は彼が自宅近くの駅で降りたことにとても驚いています!」とアンディさんは興奮気味に話してくれました。
そしてついに、チャーリーは家族と再会しました! 家族はもう会えないと思っていたチャーリーに会えて、とても喜んでいたそうです。
こうして行方不明になっていたチャーリーは、2週間後に最寄り駅に帰って来ました。もしかするとチャーリーは、自宅の場所をちゃんと分かっていて、帰宅の途中で駅員さんに保護されたのかもしれませんね(*´ェ`*)
出典:Steven Garside / facebook.com