ある日の夜、家の外から子猫の声が聞こえてきました。その声は一晩中続き、止むことはありませんでした。
その声を聞いた夫婦は、子猫達の母親を待ちましたが、何時間経っても帰ってきませんでした。そのうち冷たい雨が降り出したため、夫婦は子猫達を保護することにしたのです。
夫婦は鳴き声が聞こえる薮を掻き分けて、3匹の子猫を救い出しました。子猫達は生後2~3週間ほどで、身体中がノミとダニに覆われていたそうです。
子猫達を保護した夫婦は、獣医さんの元へと急ぎました。途中、夫婦に優しく抱きかかえられた子猫達は、その温かさに安心したようで、腕の中で幸せそうな姿を見せてくれたそうです。
すべてのダニが取り除かれ、身体がキレイになった子猫達は、暖かいタオルの中で眠りに落ちました。
夫婦は交代しながら、24時間体勢で子猫達の世話を続けました。子猫達はお腹がいっぱいになると、膝の上で喉を鳴らしながら眠ったそうです。
夫婦は子猫達に『ミニー』(左)、『ミーニー』(中央)、『エミー』(右)と名づけました。ミニーは一番小さな子猫でしたが、藪の中では一番大きな声で鳴いていたそうです。
夫婦は子猫達のために電気マットとヌイグルミを用意しました。子猫達は夫婦からのプレゼントをすぐに気に入ったようで、早速ヌクヌクし始めたそうです。
また、子猫達は家の中でお気に入りの場所を見つけました。それは人間用のベッドです。子猫達は柔らかくてフカフカのベッドに、最高の幸せを感じたようです♪
夫婦のことが大好きな子猫達は、夫婦がソファに座る度に膝の上に登ってきました。そして、しばらく飛び跳ねながら遊ぶと、一斉に眠りにつくのです♪
そんな子猫達の幸せそうな姿は、いつも夫婦の心を温かく包み込んでくれました。
その後、成長したエニーとミニーは、同じ里親さんの元へと旅立っていきました。家に残ったミーニーは、今も優しい夫婦と一緒に、幸せな毎日を送っているそうです(*´ェ`*)
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